最良の学びは教えること。走りながら学ぼう

 アウトプットをおろそかにしてしまう理由も分からないでもありません。苦手だ → 勉強しよう → 勉強しているうちに本番に → うまくいかなかった → やっぱり苦手だからもっと勉強しよう……というループにはまってしまうのでしょう。しかし、インプット過多で吐き出さないでいると、結局インプットしたものは使う機会を逃したままあなたの頭の中で腐ってしまい、使えなくなってしまいます。新陳代謝は、自然界だけでなく、あなたの脳内の知識にも起きていることなのです。

 よく、「最良の学びは教えることだ」という話を聞きます。自分の部下や後輩に仕事の仕方を教えようとすると、自分自身が分かっていないときちんと伝えることができないので、いつもとは違う頭の使い方ができ、自らの学びにもつながるという意味です。あなたが学んだ知識を、部下や後輩に教えるようなつもりで発信の練習をしてみましょう。

(C)PIXTA
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