適正な「自分見積もり」ができるようになるには?

自分をきちんと見積もるために… (C)PIXTA
自分をきちんと見積もるために… (C)PIXTA

 私は脳科学の専門家ではないので、あくまでも実体験でしかお伝えできませんが、自らの経験や指導した方々の変化から、訓練によって「自分見積もり力」は鍛えられると考えています。

 具体的な対策としては、書き出すことが有効です。書き出すことで、いったん自分の頭の中から思考を引きはがすことができ、文字情報として自らの考えを客観的に見つめられるようになります。ぐるぐると繰り返しめぐらせていた考えが文字として現れることによって、時間を置いて寝かせることも可能になり、客観的な視点で自分の考えを眺めることができるようになります。

 頭の中の不安や、自信がないことをただ書き出すだけでも効果はありますが、さらに深く考えたい方は、次のようなことを書いてみましょう。

1.苦手だ、嫌だと思いつつ、やめられないことを書き出してみる

2.小さいときに親や先生に言われて悔しかったこと、悲しかったことを思い出し、書き出してみる

 次のページで詳しく説明します。