嫌な言葉を見過ごさずに、見据えるためのコツ

 自分にとって耳の痛い言葉、許せない言葉に出会った時、誰でも反発する気持ちがでるのは確かです。では、どのようにしたらその言葉に過剰反応せず、自分の糧となる行動に繋げることができるのでしょうか。

 ポイントは、感情に流されずに自分を客観視してみることです。例えば、次のようなことを試してみましょう。

1.カチンときた言葉を、朝の時間でノートに書き出す

2.「だから何?」と突き放して考えてみる

3.「あ、私はホントのことを言われたから怒ってる」と、自分を茶化してみる

<カチンとした言葉を、朝の時間でノートに書き出す>

 朝は、夜に比べて感情的になりにくいものです。夜、飲みながらだったり、寝る前に思い出したりすると感情が暴走してしまうので、クールダウンした頭で、感情を抜きにして言われた言葉を書き出してみましょう。頭の中でカチンときた言葉を反芻すると、イライラが熟成させてさらに感情的になりますが、書き出すことで、ちょっと突き放して物ごとを捉えられるようになります。その結果「あれ、意外ともっともなことを言っているな」なんて気づくこともあるかもしれません。