4.聞かれた質問にだけ答える
質問メールには、聞かれた質問だけ答えればよいのに、質問されると「責められている」と感じて言い訳をする人もいます。これも、前述の「ビールつぎで気を回し過ぎた人」のような状況です。
「はい」か「いいえ」で答えてくれれば済むメールに、「そうできなかった理由」と「今後の対策」は必要ありません。「そうできなかった理由」と「今後の対策」を教えてください、と言われて初めて、答えればよいだけの話です。先回りし過ぎたり、相手の意図を深読みする必要は何もないのです。
コミュニケーションに苦手意識を持っている人ほど、コミュニケーションをとても難しいものだと捉えています。シンプルに、思ったままを伝えようと心がけるだけでもだいぶメールのやりとりがラクになりますよ。お試し下さい。
文/池田千恵 写真/PIXTA
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