会社の同僚でも親友でもない、立場の異なる人に相談しよう

 一人でずっと悩み続けてきて、誰にも言えずに袋小路に入ってしまった悩みを、ふとしたタイミングで友人に打ち明けたら「なんだ、そんなことだったのか!」と、あっさり解決策が見えてくることがあります。「誰にも言えない」と思い込んでいたのは、実はあなただけで、いったん言葉にしてみると、そんなに深刻に考える必要がなかったり、ただの思い込みだったり。

 小さいころ傷ついた思い出など、ちょっと重いかな? と思うことも、思い切って打ち明けてみると思いがけないヒントが得られる可能性があります。

 もちろん、相手を選ぶ必要はあります。長年自分のことを分かってくれている親友に打ち明けるのはラクですが、あうんの呼吸であなたの考えそうなことを分かってくれる存在だからこそ、すべて受け入れてもらえるために突破口が見いだせない場合もあります。毎日顔を会わせる会社の同僚に打ち明けるにしても、今後どう思われるか心配で打ち明けづらかったり、逆に相手が気を使って同調しているなと感じたりするかもしれません。