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赤ちゃんの面倒を見るのは母親と決め付けていない?

2017年4月11日

ハーバードで実感 トップダウン政策は価値観を変える手段になりうる

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インド、ドイツ、フランス、アメリカ、そして日本。
アルツハイマー病の治療研究者、米海兵隊員、起業家、銀行員、教師、公共交通機関事業関係者、報道関係者。
年齢は27歳から43歳。

 これは、今受けている 「リーダーシップ」の授業の少人数グループのメンバーだ。

 たった7人のグループだが、職業も国も年齢もバラバラ。週2回ある大教室での授業に加えて、週に1度この7人で集まり、与えられた課題について議論を交わす。お互いのリーダーシップに対する考えや経験を共有する中で、大教室での学びを深めることが目的だ。

 この7人の中で、個人的に一番驚いたのは、昨年12月中旬に赤ちゃんを出産したばかりの女性がいることだ。授業がスタートしたとき、赤ちゃんは生まれてまだ7週間しかたっていなかった。

 フランスの公共交通機関の人事部で働いているコンスタンス(30歳)は、実はハーバードの学生ではない。

コンスタンスは産後7週間でハーバードの大学で授業を受け始めた

 夫がフランスの国防省からハーバード・ケネディスクールに派遣されているのだ。コンスタンスは育児休暇制度を利用して、夫と一緒に渡米をした。また、ハーバードでは、パートナーも授業を受けることができるため、リーダーシップの人気クラスを受講することにしたという。その決断を後押ししたのは、夫だった。

 「実は最初は授業を取る気なんてなかったの。赤ちゃんの面倒を見るので精一杯だったし、育児休暇を楽しんでいた。でも、夫は、私がこの生活に物足りなさを感じていると気付いていた。

 子どものことは本当に愛しているので、物足りないという言葉は適切ではないかもしれないけれど、オムツを替えて、ミルクをあげて、愛情を注いで……すべて何にも変えられない幸せな経験だけど、仕事や社会とつながることで得られる知識や感動がないと、正直息苦しく感じていたかもしれないと思う」

 人事部で従業員や組合と厳しい交渉を重ねていたコンスタンスにとって、育児に専念する生活は180度異なるライフスタイルだ。

 仕事にやりがいを感じていただけに、全く仕事と関わりを持たない生活には、当然戸惑いや悩みも生じる。また、彼女は人事部にいて、従業員が同様の悩みと向き合っている姿を見てきた。

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大倉瑶子
大倉瑶子
テレビ局で報道記者・ディレクターとして4年働く。東日本大震災の取材やフィリピンでの台風被災地のボランティアを通して、災害復旧に興味を持ち、退職を決断。フルブライト奨学生として、ハーバード・ケネディ・スクールで学んでいる。
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