職場で実施している具体的な熱中症対策は、「水分を摂取している」(72.4%)が最も多く、「クーラーや扇風機で周囲の環境を冷やしている」(67.2%)、「作業環境の気温や湿度を測定している」(46.4%)、「塩分を摂取している」(41.4%)、「冷却グッズで体を冷やしている」(32.4%)と続いた(図3)。
塩分・水分補給でルール作りしているのは約17%
熱中症対策としての塩分・水分補給に関して、必ず摂取するよう、具体的なルール作りがされている職場は約6分の1(16.8%)にとどまった。約6割(59.8%)では、ルールは設定されていないが、自主的に摂取するよう促しており、約2割(17.8%)は具体的なルール設定がなく、自主的な摂取も促していない。
職場で実際に熱中症になってしまった際の応急措置として準備しているものは、「飲料水」(57.4%)が1位、「経口補水液」(42.2%)が2位、「冷却剤(保冷剤)」(39.0%)が3位で、約2割(17.8%)は「特に準備していない」と答えた(図4)。
文/鈴木 英子=ニューズフロント
日経Gooday「猛暑が予想される夏、職場の熱中症対策は万全?」を転載
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