3.使用上の注意

 抗ヒスタミン薬成分を配合する市販薬は、花粉飛散期に入って症状が出始めたら、症状が軽い早めの時期からの服用が効果的です。また、抗ヒスタミン成分は、眠気の副作用が比較的強く発現します。服用後に、乗り物や機械類の運転をしないでください。

4.購入時、薬剤師(登録販売者)からよく確認されること

 花粉症の薬(内服薬)を購入する際に、次のようなことを尋ねられることがあります。

●車の運転はしますか
●高所作業や機械の運転操作などをしますか
●治療中の病気(排尿障害、心臓の病気など)はありませんか
●妊娠中、もしくは授乳中ではありませんか



プロフィール
一般社団法人日本医薬品情報学会 OTC情報委員会
一般社団法人日本医薬品情報学会 OTC情報委員会
日本医薬品情報学会(JASDI)は、薬剤師が中心となって医薬品情報学に関する教育や研究を行うことで、薬学・医学・医療の進歩向上、国民の健康に貢献することを目的として活動しています。本会のメンバーは病院や街の薬局で働く薬剤師、薬学系大学教員、製薬や医薬品流通関連企業、薬事関連行政担当者などです。主な活動として、学会機関誌JJDIの発行、学術大会・学術フォーラムの開催、一般向けの公開講座、医薬品情報学に関する教育・研究の支援、専門薬剤師の認定などを行っています。ホームページはこちらから。

日経Gooday「“花粉症をなんとかしたい!” 内服薬編」を転載

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