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欲しい物は自分で買えるくらいの努力はしてきた

2015年12月25日

恋人には守ってもらうのではなく「高め合える関係」を築きたい

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 愛知県内で健康・美容系の教室を運営している渡辺真希子さん(仮名、39歳)は、久しぶりに「追いかける恋」をしています。お相手は、全国を飛び回っている経営コンサルタントのテツヤさん(仮名、38歳)。

渡辺真希子さん(仮名、39歳)

 ただし、真希子さんは恋心をテツヤさんに伝えていません。無料で相談にのり続けてくれているのだから、彼も「悪い気はしていない」のは確かだと思いますが、手もつないでいない関係なのです。真希子さんも心のどこかで「無理筋」だとわかっているのではないでしょうか。

 真希子さんがいま30歳ぐらいで結婚願望があるのならば、僕は間違いなく「テツヤさんは単なる友だちのままにしておいて、コウイチさんとヨリを戻すべき。10歳年上でも問題ない!」と主張するでしょう。

 テツヤさんのような男性は、常に活動的で頼られる存在である自分が一番好きなのであり、どこかに留まってじっくりと人間関係を築くことはできません。一方のコウイチさんは、地元で腰を据えて働いています。

 真希子さんによればコウイチさんは「がんばっていない」とのことですが、彼が経営している飲食店は常に繁盛しているのですよね。がんばっている部分を外には見せないようにがんばっているのではないでしょうか。男性の僕から見れば、テツヤさんよりもコウイチさんのほうがはるかにしっかりとした好人物です。

 だけど、恋愛はあくまでも主観ですからね。片想いであっても自分の気持ちを大事にして、心地良い相手であるコウイチさんにも正直に話して、そのうえでテツヤさんに向かい合おうとしている真希子さんは純粋で素敵だなとも思います。

 将来の生活や両親の意向などの要素を考えざるを得ない結婚は、どうしても「打算」が入ってしまいます。打算のまったくない結婚は言葉を替えれば無計画で無責任なものであり、離婚に終わる可能性が高いでしょう。

 テツヤさんはバツイチで、「自分は結婚不適合者。子どもは大嫌い」だと公言しています。それはそれで潔い態度ですよね。結婚をちらつかせて同世代の女性を口説くような卑劣漢ではありません。

 真希子さんはいま39歳です。結婚して子どもを作る可能性は「5%」だと割り切っています。自分できちんと稼いで生活をしています。ならば、結婚はおろか恋人にもなれないかもしれないテツヤさんに惚れ込んだっていいのではないでしょうか。

 「20代の頃は男の人に守ってもらいたい、養ってもらいたいという気持ちがあって当然だと思います。でも、30歳を過ぎると恋愛観が少しずつ変わって来ますよね。自分の人生をコントロールできるようになっています。欲しい物があれば自分で買えばいいんです。男性には、守ってもらうのではなく、高め合える関係を求めるようになりました。私はいま、やればやっただけ自分の価値を見出せるような仕事ができています。常に課題もありますよ。スタッフをどうやったら育てられるのか。オンとオフの切り替えはどうすればいいのか。そんな私を認めてくれて、学び合える男性がいいですね」

 テツヤさんとは月に1回も会えないので、恋人関係は解消したコウイチさんに連絡を取り、話を聞いてもらうこともあります。昔に好きだったタカフミさんとの関係も切れたわけではありません。一人暮らしをしていますが、実家との関係も親密です。

 「親のすねをかじっていないと言ったらウソになりますね。結局、私は一人では生きていけないんだな、いろんな人に支えられているんだな、と思います。仕事以外で仲の良い女友だちもいますよ。それぞれ仕事をバリバリとやっていて、全員が独身の4人組です。気軽に誘い合ってランチや飲みや温泉に行っています。『彼から連絡が来ない!』みたいな話題で盛り上がり、まるで女子高生みたいです(笑)。もちろん、女同士では埋められないこともありますよね。彼女たちとは、『一緒に映画に行こう。でも、その日にもし彼が突然に愛知に来ると言ったら彼を優先する』と言っても許し合える仲間なんです」

 真希子さんと話していて、「人生には多様な人の存在が不可欠なのだ。もちろん、いろんな異性との交流も大事」と改めて感じました。だからこそ、どのような人と出会って仲良くなるのかは人生を大きく左右しますよね。結婚相手や恋人だけでなく、友人からの受ける影響も意外と大きなものです。

 「私が尊敬しているクラブのママさんは、『女はモテてなんぼ』だと言い切っています。彼女は60代で独身ですが、いつもキレイな着物姿をしていて、今でもファンの男性がいます。何歳になってもキレイで笑顔でいれば、仕事も友だちも男もイイモノだけが入って来るのだそうです。髪の毛ボサボサで老け込んでいたら、誰も寄って来ませんからね。私も肝に銘じています」

 きさくで明るくて深い話もできる真希子さん。いつまでも話していたいと思いましたが、ランチタイムが終わってしまいました。真希子さんは仕事に戻らねばなりません。今度はモテる60代ママがいるお店で飲み交わしたいと思います。(次回掲載は来月中旬の予定です。新たなオーバー38女性が登場します!)

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Profile
大宮 冬洋(おおみや・とうよう)
フリーライター。1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に就職するがわずか1年で退職。編集プロダクションを経て、2002年よりフリー。著書に『30代未婚男』(共著/NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)など、電子書籍に『僕たちが結婚できない理由』(日経BP社)がある。食生活ブログをほぼ毎日更新中。読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京と愛知で不定期開催。BPnetでの連載「仕事恋愛の理論と実践」、結婚相談所・楽天オーネットでの連載「ニッポン独身くん図鑑」もウーマンオンラインでの人気連載「お見合いおじさんは見た!」と併せてお楽しみください。
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