日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新情報をお届けします。今回は、働く女性にお薦めな最新フードをご紹介しましょう。
高まる玄米食への関心
玄米人気の高まりにより、玄米そのものや玄米成分を使ったパンやグラノーラ、玄米商品を主軸に据えた専門店が続々登場している。
玄米は、白米に比べて食物繊維やビタミンB群、ミネラルが豊富。これまでもその栄養価は評価されていたが、近年、玄米をはじめとする「未精製の炭水化物」が死亡率を低下させることが複数の調査から科学的に証明されたことから、改めて玄米食への関心が高まっている。
調査によると、白米は、多く食べるほど体重が増えやすく、糖尿病リスクが高まるが、玄米の場合、多く食べる人ほど体重が減り、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞のリスクが低下するという。
朝食にもスイーツにも玄米を手軽に
上:「ゆめぴりかの発芽玄米グラノーラ」(ホクレン農業協同組合連合会)
北海道のブランド米「ゆめぴりか」の玄米を水に浸し、発芽させてGABAを増やした発芽玄米を焙煎した。230g、3袋3230円(税込み、編集部調べ)。
下右:「脱脂米糠を使ったパウンドケーキ <アスリートのためのパウンドケーキ>」(ハイジ)
ビタミンB群やカルシウム、マグネシウムなど、玄米に含まれる栄養の大半が含まれる米ぬかを、脱脂して練り込んだケーキ。2個、426円(税別)。
下左:「玄米まるパン」(シャトレーゼ)
焙煎した玄米粉に大麦粉、小麦グルテンなどを加えた玄米パン。米本来のビタミンやミネラルが豊富で、食物繊維は、2個当たりレタス約2/3玉分含まれる。1袋2個入り、100円(税別)。
もちもち食感が人気 「寝かせ玄米」専門店
「いろは」(結わえる)
圧力釜で炊いてから3~4日熟成させ、もちもちの食感にした「寝かせ玄米」のレトルトパックなど、玄米関連商品の販売店。都内3店舗のほか、11月22日には仙台市に2店舗目をオープン。
玄米ペーストを使ったパンケーキやパスタ専門店
「GENMAI GENKIDO(玄米玄氣堂)」(GENMAI GENKIDO)
東京・渋谷の玄米専門レストラン。玄米と水で作った玄米ペーストを使った料理を食べることができる。ランチ時間帯のみ営業。写真はパンケーキ(プレーン)、1200円(税込み)。