日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新情報をお届けします。今回は、著書が相次ぎベストセラーになっている、きくち体操創始者の菊池和子さんに話を伺いました。

きくち体操創始者
菊池和子さん

1934年生まれ。日本女子体育短期大学卒業後、体育教師に。その後、「動くことはなぜ体にいいのか」という素朴な疑問から、解剖学など人体のメカニズムを独学で学ぶ一方で、何千人もの体に触り、「きくち体操」を体系化。この独自の体操が、特に中高年の女性から圧倒的な支持を得ている。


84歳で大ブレーク! 著書が相次ぎベストセラー

 「きくち体操」の創始者、菊池和子さんは、84歳の今も教室や講演会などで体操を指導している。背すじはしゃきっと伸び、体はしなやか。透き通るように白いデコルテにはシワ一つない。そんな菊池さんがあらためて注目を集めている。

 きっかけは、7、8月の2カ月連続でのテレビのバラエティー番組出演。その後の反響で書籍の注文が相次ぎ、近著『死ぬまで歩ける足腰は「らくスクワット」で作りなさい』を含む宝島社のシリーズ本は2カ月で20万部に。

 人生100年時代、健康寿命を延ばしたい人が多い今、80代を迎えても、「きちんとした体を保って、生きる」を体現する菊池さんの姿に憧れた人が多かったのだろう。著書が相次ぎベストセラーになり、異例の「きくち体操」本ブームを巻き起こした。さて、その「きくち体操」とは?