外食はほとんどナシ お弁当で体重を管理

 ボクサーと聞くと、試合前の厳しい減量が思い浮かぶ。事実、食事制限によるストレスに悩まされたことも。

 「大好きなパンを食べられないストレスで、パン屋の前でパンの写真を撮っていたことも(笑)。結局、好きなものを食べないとパワーも落ちる。チョコレート1つで元気が出るので、今は好きなものを少しだけ口にして、エネルギーに変えています」

毎日、お弁当を手作り。「試合前はたんぱく質と野菜が多め。特に計量前はむくまないよう塩分のとり過ぎに注意しています。間食はヨーグルト、ナッツなど血糖値が上がり過ぎない食品を選びます」
毎日、お弁当を手作り。「試合前はたんぱく質と野菜が多め。特に計量前はむくまないよう塩分のとり過ぎに注意しています。間食はヨーグルト、ナッツなど血糖値が上がり過ぎない食品を選びます」
毎日、お弁当を手作り。「試合前はたんぱく質と野菜が多め。特に計量前はむくまないよう塩分のとり過ぎに注意しています。間食はヨーグルト、ナッツなど血糖値が上がり過ぎない食品を選びます」

 残念ながら現在の戦績は2戦2敗。目標は「まずは一勝」。

 「2敗してやっと、ボクシングの深みや面白さがわかってきた。自分には伸びしろがあると信じ、10連勝する気持ちで続けます。10連勝達成すれば2敗のマイナスイメージも薄れますから(笑)」。

 “受けよう検診”。試合のウエアにプリントした言葉には医師としての思いが込められている。

 「子宮頸がんの検診を定期的に受ければ、早期発見と早期治療につながります。一人でも多くの人に、検診の大切さや正しい知識を伝えたい。リングの上からなら、多くの方に声が届くかなと思います」

日経ヘルス 2018年8月号掲載記事を転載
この記事は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

取材・文/日経ヘルス編集部 写真/洞澤佐智子

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