日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新のグッズ情報をお届けします。今回は、ヘルスケアの最新トレンドをご紹介しましょう。

40代からの尿もれ 専用品が増加

 「40代の3人に1人が悩む“尿もれ”」(ユニ・チャーム広報)。そんな尿もれケアの専用品が増えている。

 月経用ナプキンで代用できるのではと思いがちだが、「ナプキンは、経血を吸収して戻らない設計にしている一方で、水分は後戻りしてしまう。そのため、尿のにおいが出る。それに対し、尿パッドは水分の吸収力が高く、後戻りもしない」(ユニ・チャーム広報)という。今春、同社は吸収スピードを2倍にし、使用感を高めた商品を投入した。

 尿パッドを使用する女性の広がりとともに、少量用や、尿パッドによるかぶれをケアする商品も登場している。

左:「ライフリー さわやかパッド」(ユニ・チャーム)

 岡山大学大学院との共同研究による尿成分研究成果を生かし、尿に含まれる不純物で尿パッドが目詰まりしないようにした。従来品の2倍の吸収速度に改良。少量用(20㏄)、32枚、525円(税別、編集部調べ)。

中:「カブナース」(小林製薬)

 小林製薬が行った尿パッドによるトラブルの調査では約4割が「かゆみやかぶれ」を挙げた。抗炎症成分や殺菌成分がかゆみを鎮め、ヒリヒリ感を改善。パウダー配合で肌に塗ってもべたつかない。15g、1000円(税別)。指定第2類医薬品。

右:「ナチュラ さら肌さらり」(大王製紙)

 初めて尿パッドを使う人向けのごく少量用。おりものシートや月経用ナプキンと同じ長さの14cmで、表面シートにはコットンを100%使用。全面通気性シートで蒸れにくくかぶれにくい。3cc用、50枚、375円(税別、編集部調べ)。