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 日本食ブームで海外での需要が高まり、輸出や現地生産が増えている醤油だが、国内の出荷量は2013年までの10年で2割も減少した。ただし、減塩醤油は出荷量を維持している(日本醤油協会調べ)。塩分摂取の目標量は15年4月に引き下げられており、減塩食品のニーズは高まりそうだ。

 今春は、うまみを加えておいしくなった減塩醤油が登場。ヤマサ醤油の製品は鶏やシイタケのエキス入り。果汁の甘みが加わり洋食にも使える。キッコーマン食品の製品は、カキのエキス入り。減塩つゆだが、醤油代わりに使うよう薦めている。

右:「キッコーマン だししっかり減塩つゆ」

 カツオ節や昆布に加えて、うまみの豊かなカキのだしを入れた。薄めずにそのまま豆腐や納豆にかけて減塩醤油として使える。大さじ1杯(15ml)当たりの塩分は1.2g。500ml、310円(税別)。問/キッコーマン食品

左:「ヤマサ 鮮度の一滴 グルメしょうゆ」

 世界的に著名なフランス料理のシェフ、ジョエル・ロブション氏が監修。鶏・シイタケ・野菜のエキス、赤ワイン、リンゴやザクロの果汁を入れた。大さじ1杯(15ml)当たりの塩分は1.3g。300ml、450円(税別)。問/ヤマサ醤油

※『日本人の食事摂取基準(2015年版)』が定める1日の塩分摂取の目標量は、18歳以上の女性で0.5g引き下げられて7.0g未満に、同男性で1.0g引き下げられて8.0g未満になった。