前回記事・「むくみや冷え解消に 朝と夜に30秒だけ○○をもんで」では、理学療法士の清水堅二さんに手足のアーチを復活させることで、血流を回復し、手のひらもみなら二の腕がスッキリ&手先ぽかぽか、足の裏なら脚のむくみや冷えが取れることをお伝えしました。今回は、手のひらと足の裏のもみ方についてレクチャー。年末の溜まった疲れを一気に解消しましょう。

 まず、「手のひらもみ」で、硬くなった手のひらに満遍なく圧を加えてほぐそう。スマホやパソコン作業で扁平になった手のひらに、縦の折り目をつけるようにもむことで自然なアーチの形を覚え込ませる。次に、アーチを作った状態で手首を上下に動かす「手つぼめ体操」でアーチの形を再学習させアーチをキープする力をつける。

 さらに、「小指体操」で小指の動きをスムーズに動くようにする。「小指は、筋膜を介して腕から肩甲骨へとつながっている。二の腕のたるみ、肩こりのなかでも左右の肩甲骨の間が痛む人は小指を重点的にほぐすといい」と清水さん。

 簡単なのに、一通り行うと指先も上半身もぽかぽかしてくる。朝に行って、代謝スイッチをオンにして1日を元気にスタート。

朝の「手のひらもみ」で二の腕すっきり、手の冷え・肩こりも解消

硬くなった手のひらをもみほぐす【手のひらもみ】

硬くなった手のひらを満遍なくもみほぐす。ひじは机などに置いて、リラックスした状態で行おう。

(1) 手のひらの真ん中をほぐす ⇒ (2) 親指の付け根をほぐす ⇒ (3) 小指の付け根をほぐす ⇒ (4) 小指側面の付け根をほぐす
(1) 手のひらの真ん中をほぐす ⇒ (2) 親指の付け根をほぐす ⇒ (3) 小指の付け根をほぐす ⇒ (4) 小指側面の付け根をほぐす

(1) 手のひらの真ん中をほぐす
手の平を左右に分けた中心線に折り目をつけるように、親指で軽く圧をかけながら縦方向にほぐす。

(2) 親指の付け根をほぐす
親指の付け根のふくらんだ部分を丸くかたどるように、丸く押しほぐすように柔らかくしていく。

(3) 小指の付け根をほぐす
パソコン作業で硬くなっている小指の付け根を、軽く圧をかけながら指先に向けてほぐしていく 。

(4) 小指側面の付け根をほぐす
小指の付け根の側面を、上に向かって筋肉の流れに沿うように押しながらほぐす。反対の手も行う。

● 全部で30秒