下腹を引き締めたいけどハードな筋トレはちょっと……。そんな人にはヨガトレがオススメ! まず深層筋をジワリとほぐし、次に表層の腹筋をガッツリ引き締めましょう。2ステップで効率よくぺたんこ腹に。夕方に行うと、脂肪燃焼効果も高いですよ!

2週間で手に入れる「ぺたんこ腹」

 「お腹を今すぐ凹ませたい!」という気持ちはわかるが「いきなりハードな筋トレをするのは効率が悪く、ケガの心配もある」とヨガインストラクターの宮下京子さん。

 「運動不足や長時間座り続けるなどの生活習慣、悪姿勢が続くと、働くべきお腹の筋肉は使われなくなり、次第に硬く縮こまる。その状態のお腹でトレーニングをしても、正しい姿勢がとれない、可動域が狭いなどの理由で、思いどおりに筋肉が収縮せず、引き締められない。まずは筋肉に“動かしますよ!”と信号を送り、ほぐす。次に、お腹の表面を覆う表層部の筋肉をギュッと引き締める。この2ステップでジワジワと下腹を引き締めましょう」

 ヨガのポーズで筋トレを行うメリットは、体への意識が高まりやすいこと。「1日1ポーズでも、静かに呼吸し、使う筋肉に意識を集中してじっくりポーズをとることで、自分の体と向き合う習慣がつく。繰り返すうちにボディラインの小さな変化にも気づけるようになります」(宮下さん)。体の脂肪が燃えやすい夕方に行うのがお薦め。早速2週間挑戦して、永遠のぺたんこ腹を手に入れよう!

まずはこのポーズから

普段、体を動かしていない人は、いきなりヨガのポーズをしても体が伸びない。3種類のポーズで背骨をさまざまな方向に動かして、体幹部を十分にほぐしてから行おう。

【基本の座り方】
床に座り右ひざを曲げてかかとを左脚の付け根に当てる。次に左ひざを曲げて、かかとを右脚に寄せ、背すじを伸ばす。

(1)体側伸ばしのポーズ
左腕は手のひらを内側に向けて頭上に伸ばし、右手は体の横で床につける。胸を正面に向けたまま、息を吐きながら上体を右に倒してキープ。逆も同様に。

● 左右3呼吸

(2)ねじりのポーズ
息を吐きながら、上体をできるだけ右にねじってキープ。このとき、腰が後ろに落ちないように意識。いったん上体を正面に戻し、左側へも同様にねじる。

● 左右3呼吸

(3)前屈のポーズ
息を吐きながら上体を前に倒す。このとき、腰を折るのではなく、骨盤から上体を前に倒すことを意識。両腕は頭上に伸ばし、手のひらを床につけてキープ。

● 3呼吸