「日経ヘルス」「日経ウーマンオンライン」の女性読者を対象に「お悩み部位」を大調査。悩んでいる人の多かった順から紹介しよう。

 ※「悩んでいる人」の割合は読者アンケートによるもの。【調査概要】2017年5月から7月にかけて、「日経ヘルス」「日経ウーマンオンライン」の女性読者を対象にウェブで調査。回答した543人について集計。平均年齢41.4歳。

読者のお悩み部位No.1 下腹

 読者のお悩み部位No.1は、悩んでいる人64.7%(※)の下腹だ。下腹の脂肪は、ぶちぶちとつぶすイメージでもむ。リンパ節の多いそけい部(脚の付け根)へ流そう。

(1)お腹をぞうきんのように絞る ⇒ (2)そけい部に向かってこぶしで流す
(1)お腹をぞうきんのように絞る ⇒ (2)そけい部に向かってこぶしで流す

(1)お腹をぞうきんのように絞る
 両手で下腹の肉をつかむ。下腹全体の肉をぞうきん絞りの要領で交互にねじりながらつぶしていく。

(2)そけい部に向かってこぶしで流す
 こぶしにした両手の指の第1・第2関節の間を下腹に押し当てて、そけい部に向かってさすり下ろす。

読者のお悩み部位No.2 ウエスト

 読者のお悩み部位No.2は、悩んでいる人55.8%(※)のウエスト。「肋骨や骨盤などがないため、脂肪を“削り”やすい」(本島さん)。腰から“削って”くびれを入手!

(1)腰上の肉をこぶしでつぶす ⇒ (2)腰肉を手のひらでお腹に流す ⇒ (3)わき腹肉もへそに向かって流す ⇒ (4)おへその下へと流す
(1)腰上の肉をこぶしでつぶす ⇒ (2)腰肉を手のひらでお腹に流す ⇒ (3)わき腹肉もへそに向かって流す ⇒ (4)おへその下へと流す

(1)腰上の肉をこぶしでつぶす
 こぶしにした両手の指の第1・第2 関節の間を腰に当てて、腰の肉を全体的に強くこする。

(2)腰肉を手のひらでお腹に流す
 両手のひらを腰に押し当てて、腰の肉をへそに向かって集めるイメージで流す。

(3)わき腹肉もへそに向かって流す
 親指と人さし指でウエストを挟み、わき肉をへそに向かって集めるように前に向かって流す。

(4)おへその下へと流す
 両手を重ね、下の手の母指球(親指の付け根)をへそ上に押し当てる。息を吐きながら両手で肉をへそ下まで流す。

脂肪つぶしでサイズダウンする理由

 体をもむと、脂肪細胞内の中性脂肪は遊離脂肪酸とグリセロールに分解。遊離脂肪酸は血中に放出され、代わりに脂肪細胞内に水分が入り込む。さらにもみ続けると徐々に水分も排出されて脂肪細胞が小さくなる。「ただもむのではなく、食事や間食、運動など1日の行動を振り返りながら行うと、ダイエット効果につながりやすい」(吉田医師)。

この人たちに聞きました
本島彩帆里さん
ダイエット美容家 元エステサロン店長
産後-20キロのダイエットに成功。エステサロンでの経験を活かし、Instagramでダイエットや美容情報を発信。フォロワーは27万人を超え、著書は累計31万部超(2018年6月現在)。現在は各方面からのイベント登壇や、TV・WEB・雑誌・ラジオなどで幅広く活躍中。

吉田俊秀医師
医療法人親友会島原病院(京都市)
肥満・糖尿病センター長。京都府立医科大学客員教授。日本肥満学会肥満症専門医・指導医・評議員、日本糖尿病学会専門医・指導医・評議員。肥満や糖尿病の専門医としてこれまで5000人を超える患者を診療。全国各地で講演も行う。

取材・文/長島恭子(Lush!) 写真/鈴木 宏 モデル&メソッド提案/本島彩帆里 スタイリング/中野あずさ(biswa.) ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) 図版/三弓素青 構成/羽田 光(編集部)

日経ヘルス2017年8月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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