ヘアドネーションとは、美容院で切った髪の毛を団体に寄付してウィッグをつくり、小児がんや脱毛症などの子どもに無償で提供する寄付活動です。2017年に乳がんで亡くなった小林麻央さんが、2016年の10月に「抗がん剤を始める前に長い髪を切ったとき、(寄付を)思い立てばよかった」とヘアドネーションについて紹介したことで、さらに注目が集まり、テレビや雑誌などでも特集が組まれるほど話題になりました。

 皆さんの周囲でも「ヘアドネーションをした」という人、増えていませんか?

ヘアドネーションをやってみたい

 編集Yの周りでも、増えてきました。小学生の子どもから、40代の大人まで。SNSでヘアドネーションの投稿を見るたびに「やってみたいなぁ。私にもできるかな」と高まる関心。結べると楽だからと惰性で伸ばし続けた肩より少し長い自分の髪を触りながら、ヘアドネーションについて情報収集する日が続きました。

 同時期、年中になった次男から「寄付ってなに?」と聞かれたのも一つのきっかけでした。普段、口座からの自動引き落としである活動に寄付をしているのですが、説明してもイマイチイメージが湧かないようで、もっと分かりやすいかたちで「寄付」について子どもたちに説明できたらなぁと思っていたのです。