第2の関門は紙パンツ1枚でこんな格好をすること
ここが第2の関門です。あの心もとない紙パンツ1枚でベッドの上で足を開いて確認してもらうため、瞬間的に「恥ずかしい!」が最高レベルに達します。
しかし、こちらのドキドキをよそに、スタッフの方は慣れた手つきで手順良く作業を進めます。この手際よさが恥ずかしさの熱を静めてくれ、そり終わる頃には、こちらも「あ・うん」の呼吸で体勢を変えられるほどにハートが強くなっています。
剃毛時に一つだけ気になることが。私は前日の夜、VIOに気を取られ、VIO部分しかそっていませんでした。足の指、膝下、膝上は季節柄手入れを怠けていたため毛が伸びている部分も。スタッフの方は全く気にしないと思いますが、気になってしまってモゾモゾしそうな人は脚も剃っておいたほうがいいかもしれません。下半身は丸裸ですから。
次に医師がやって来ます。肌の状態を確認し、部分ごとにレーザーの出力レベルを決めていきます。結果、私はVは8、IとOは6になりました。この数値は高ければ高いほど、脱毛効果も高くなります。通常、最初は低い数値から始め、回数を重ねるうちに肌の色や毛の濃さも薄くなるため、出力を上げていくそうです。ちなみに2回目は、VもIもOも10に上げて施術しました。
クリニックで使う機器の名前は、ジェントルレーズ。シミ、くすみ、毛穴の黒ずみなどの高い美白効果もあり、顔の治療にも使われています。レーザーと冷却ガスを同時に照射するので、痛みが軽減されるとのこと。
先ほどの看護師が介助しながら、医師が照射します(混雑時には医師の指導の下、看護師が担当することもあるそうです)。V→I→Oの順番に写真のような先端のハンドピースを肌に当てると、冷却ガスが一瞬冷たく当たるとほぼ同時にレーザーが照射されます。まずはVから。
バチッ、カシャッ! バチッ!
カメラのシャッターを切るような強い音とともにレーザーが照射されます。焦げたようなにおいもします。痛みは、輪ゴムを引っ張ってパチン! とされたような瞬間的な痛みです。目隠し用に当てたタオルの隙間から、カメラのフラッシュのような光も見えます。