施術後の驚きは、主にこの3つ

【施術後】

 施術後の驚きは3つ。1週間もすると徐々に毛が伸びてくるのですが、1.伸びるスピードが遅い、2.伸びてくる毛が細くて柔らかい、3.伸びてくる毛が減っていく のです。

 いやー、これはとにかくラクです。

 これまでアンダーヘアを自己処理した数日後は、伸び始めた短い毛が下着の繊維と絡まってチクチクして不快感がありました。今回は全くそんなこともなく、伸びるスピードが実感値では3倍ほど遅くなり、毛1本1本は細く、柔らかい糸のようになっていました。

 2回目の施術を終えて3カ月経った今、もっと驚くべきことが。お風呂で体を洗っているとき、伸びてきた毛がポロポロと取れていきます。おかげで2回目以降は、照射した部分の毛は4mm以上伸びることもなく、伸びてもポロリと落ちていくため、ある程度毛がない状態をキープすることができています。

 もちろん、照射していない部分は何もしなければ伸び続けます。回数を重ねて照射部分はほとんど生えなくなったとしても、残した毛のケアは定期的に必要ですね。

 また、生理中は感動的にラクでした。何がいいってビデ洗浄を使うとトイレに行くたびに毎回スッキリキレイになることです。これまでは、ビデ洗浄をしたとしても、長めの毛に付着してしまった血液をペーパーで拭き取らなければならなかったり、ナプキンの粘着部分に毛が絡まって、皮膚ごと引っ張られるような痛みがあったり。脱毛してからはこれが一切ないわけです。もちろん、毛が引っ張られることによる性交痛もありません。

毎日、快適です(C)PIXTA
毎日、快適です(C)PIXTA

 VIOは外からは見えないし、誰かに毎日見せるような場所でもないのであまり気にしていませんでしたが、毛がなくなって初めて、トイレに行くとき、生理のとき、性交渉のとき、水着を着るとき……毛があることによる「嫌だな」「面倒だな」「痛いな」という不快感が日常的にあったんだなと気付きました。

お金はどれくらい?

 海外では、専用アイテムでケアをするのが当たり前のようですが、日本でも「2年ほど前からデリケートゾーンケアを訴求する商品が増えてきています」(アットコスメ広報)とのこと。「デリケートゾーンケア関連の商品へのクチコミは右肩上がりで増加。今では9000件以上のクチコミが投稿されている」そうです。なかなかオープンにしづらいテーマではあるものの、関心が高まっているのが分かりますね。

 海外国籍の彼と付き合っているA子さんは、あるとき彼にアソコを「Bush(しげみ)」と言われたそうです。世界基準で考えると、妙齢の女性にとってデリケートゾーンをケアすることはエチケットなのかもしれません。

 支払いは、5回コース一括払いを選びました。

 なので、大きな額を支払いました。かかった金額は約24万円です(詳しくは記事末を参照)。一括払いにしたのは、コースで支払っておかないと忙しさにかまけて通院を怠けそうだったので。しかも、コースの方が1回当たりの金額が安くなります。毎日の快適さを思うと、後悔はありません。とにもかくにも、今、私の背中を押した経験者の言葉の数々が身に染みています。これを機に夏に向けて他の部位の脱毛にもチャレンジしようと思っています。

【VIO脱毛をやってよかった点】
◆毛が伸びたときのチクチク感がない
◆突然の水着需要に慌てない
◆生理中はビデ洗浄でいつも清潔でいられる
◆下着の繊維やナプキンに毛が絡まって引きつれることがない
◆自分が介護される立場になったときに対する安心が一つ増えた
◆下の抜け毛を部屋で見つけるという不快感が減った

【かかった金額】
銀座ケイスキンクリニックで施術
【V】(5回コース)7万円/1回当たり1万4000円(税抜)
【I】(5回コース)10万円/1回当たり2万円(税抜)
【O】(5回コース)7万円/1回当たり1万4000円(税抜)

文・写真/村上じゅん子