医療レーザー脱毛とエステの美容ライト脱毛 何が違うの?

 クリニックで行う医療レーザー脱毛と、低価格が魅力のエステサロンの美容ライト脱毛は、一体何が違うのでしょうか?

 ここでいう美容ライト脱毛とは、除毛・減毛を目的に皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンで行われる光脱毛のこと(※)。
※厚生労働省の通知を受け、日本エステティック振興協議会が定義

読者のギモンも多かった「エステ脱毛と医療脱毛、どう違うのか」 (C)PIXTA
読者のギモンも多かった「エステ脱毛と医療脱毛、どう違うのか」 (C)PIXTA

クリニックの医療レーザー脱毛は通う回数が少なく済む

 慶田さんによると「レーザーと光の違いは波長です。美容ライト脱毛が複数の波長を含んだ光を照射するのに対し、レーザー脱毛では単一波長のレーザーを用います。

 美容ライト脱毛はマシーンの出力が低く、医療レーザー脱毛は出力が高いため、脱毛効果は医療レーザーの方が高いです。

 美容ライト脱毛を何年続けても毛が残ってしまっていた人が、数回のレーザー照射でほぼ脱毛を完了できたケースもあります。医療レーザー脱毛では医師がその人の肌色などに合わせて出力を調整できるためレーザーの効果を最大まで高められます」。

 エステサロンの美容ライト脱毛は価格面では魅力的ですが、満足のいく脱毛効果を得るまでに通い続けると、結果的に費用も期間もかかってしまうことを考慮しましょう。また、エステサロンで、医師の指導なく医療用と同等の高出力型の機器を使って脱毛を行った場合、違法になります。美容ライト脱毛は適合審査制度に合格した機器を使用する、エステティックの基礎を習得した技術者が行うなど、日本エステティック振興協議会の規制に沿って行っているサロンを選ぶなど、慎重になったほうがよさそうです。

 医療機関で受ける脱毛の場合は、万が一肌にトラブルが起きても、すぐに適切な処置を受けることができる安心感があります。