遠近両用のコンタクトレンズを活用して、おしゃれを楽しむ

 続いては、女性が気になる老視(老眼)の話題に。目のピントを調節する水晶体は、遠くを見るときは薄く、近くを見るときは厚くなります。老視は、加齢により水晶体の弾力が落ちて、ピントが合わせにくくなるというもの。40代になると、10代のときの3分の1の弾力になってしまうそう。老視の一番簡単な対処法は、老眼鏡や遠近両用のコンタクトレンズをつけることだと、高先生はいいます。

「見えにくいまま我慢すると、目も体も疲れるし、ストレスにもなります。我慢せず、眼科を受診しましょう」。

 現在、「シード」の遠近両用プレミアム・コンタクトレンズのCMに出演中の飯島直子さんは、出演を機に大人になって初めて眼科を訪れたそう。

「それまで眼鏡は持っていたんですが、初めてコンタクトレンズを作っていただいて、世界が変わりました。今まで目の前に霧がかかったような感じだったのが、『世の中こんなにきれいだったの?』と(笑)」(飯島さん)。

 高先生からは「残念ながら老視は避けられませんが、こういう便利な商品も出てきていますのでポジティブに楽しんでいただければ。コンタクトレンズのトラブルを避けるために、メークの前につける、クレンジングの前に外す“レンズ・ファースト”は必ず守ってください」というメッセージがありました。

 最後に、来場者から質疑応答があり、盛況のうちに終了となりました。

(飯島さんへの質問)

Q:美しいプロポーションを保つために、どんな努力をされていますか?

飯島さん:スタイルは維持できていないんですよ。ただ、食事は、朝・昼しっかり食べて、夜は6時までに終わらせるように気をつけています。

Q:飯島さんの笑顔の源は何ですか?

飯島さん:いつもハッピーというわけではないですが、ハッピーでいられるよう努力しています。何かあっても前向きに笑うようにしていたら、本当の笑顔になるので。こちらが笑うことで相手の方が笑ってくれると、心が安らぎます。人に笑顔になってほしいから、私も笑うのかもしれません。

(高先生への質問)

Q:目が乾くとすぐ目薬をさします。目薬をこまめにさす以外にドライアイを治す方法は?

高先生:ドライアイで涙が少なくなると、目薬をさせばいいと思ってしまいますが、目薬のさしすぎは目の健康によくありません。目がおかしいなと思ったら、眼科を受診しましょう。

Q:コンタクトを外したあとに、目の洗浄液は必要でしょうか。

高先生:涙は油層、水層、ムチン層からなっていますが、目の洗浄液を使うとそれらのバランスが崩れてしまいます。目回りの雑菌が目の中に入る恐れもあるので、眼科的にはお勧めはしません。