11月29日、ハーバーランドのホテルオークラ神戸で「WOMAN EXPO KOBE 2015」が開催されました。この働く女性のための国内最大級のイベントでは、「キレイな肌を手に入れて、もっと輝くあなたへ。実践! シミ&肝斑ケアの方法を美肌のプロが伝授」をテーマに、医療現場でシミの改善に携わる近畿大学医学部附属病院の非常勤医師・髙田文香さん、美白の医薬品&化粧品「トランシーノブランド」のブランドマネージャーを務める第一三共ヘルスケアマーケティング部 H&Bグループ志磨みゆきさんが登壇。美白のプロ2人による二部構成のセッションは、立ち見が出るほどの盛況でした。

間違ったケアで悪化!? 皮膚科医の髙田さんが教えてくれるシミの種類と対処法

シミについて語る近大医学部附属病院医師の髙田文香さん
シミについて語る近大医学部附属病院医師の髙田文香さん

 「シミが気になると来院される方が多いですが、シミには種類があることを知っていますか?シミには種類があって対処法が異なります。ケアを間違えると悪化することもあります」と語るのは、近畿大学医学部附属病院で皮膚科女性外来を担当する髙田さん。学会での発表ほか、セミナー講師としても活躍。肌トラブルを抱える女性から支持されています。

 シミの種類は以下の4タイプ。(1)日光黒子(紫外線による光老化が原因。一般的にシミと呼ばれるものがコチラで、とくに40代以降に現れる)、(2)雀卵斑(別名そばかす。原因は体質で思春期によく発生するが、成長と共に自然に消える)、(3)肝斑(女性ホルモンや肌の摩擦が原因とされ、シミは左右対称にぼんやり現れ季節などにより濃さが変わる。妊娠時や30~40代の女性に多い)、(4)炎症後色素沈着(ニキビや虫刺され、化粧かぶれなどの後に発生するが、徐々に薄くなる)。

 働く女性の肌の悩みで多いのは(1)日光黒子と(3)肝斑。「日光黒子はレーザー治療や光治療が有効ですが、本来飲み薬で処置する肝斑では濃くなります。シミの改善は正しい判断と正しい治療が大切なんです。日光黒子と肝斑が併発しているケースもあり、その場合は肝斑から処置するといいですよ」と髙田さん。

 ほかにも、光老化を防ぐために年中日焼け止めをたっぷり塗ること、肌トラブルにならないよう乾燥しやすい冬はとくに保湿をしっかりすること、質のよい深い睡眠を得るために寝る前にアルコールやカフェイン、スマホは避けること、喫煙は大敵であることなど、シミになりにくい毎日の正しいスキンケアと生活習慣も教えてくれました。

そのシミは肝斑かも!? 製薬会社のシミケアブランドトランシーノのマネージャー志磨さんが語るケア法

トランシーノブランドマネージャーを務める第一三共ヘルスケアの志磨みゆきさん
トランシーノブランドマネージャーを務める第一三共ヘルスケアの志磨みゆきさん

 「シミによって見た目の年齢が変わります。日光黒子と肝斑が併発していると、8歳も年をとって見られますよ」とプロジェクターを使って分かりやすく説明してくれたのは第二部で登壇いただいた製薬会社・第一三共ヘルスケアに勤務する志磨さん。OTC医薬品として初めて「肝斑」の効能効果を取得した「トランシーノ」をはじめとするトランシーノブランドのブランドマネージャーとして尽力しています。

 シミ対策として日光黒子を防止するために日焼け止めを塗る人は72.8%に対し、肝斑を改善するために飲み薬を摂取している人はわずか5.8%。しかしながら「シミの中でも女性の3人に1人は肝斑」だと志磨さんは語り、シミが肝斑かどうかが分かる10項目のシンプルチェックを紹介。そのうえで「珍しいシミではなく、改善できることを知ってほしい」と呼びかけました。第一三共ヘルスケアの「トランシーノⅡ」は、1日2回2ヶ月飲むことで約8割が改善という結果が出ているそうです。他方、日光黒子の改善には「トランシーノホワイトC」もおすすめです。

 なお外側からはトランシーノ薬用ホワイトニングシリーズでスキンケアを。トラネキサム酸が美白有効成分として配合されているシリーズです。

 きっちりメイクをする関西の女性は化粧を落とす時にゴシゴシと摩擦しがちで肝斑の女性が比較的多いのだとか。立ち見も出た会場では、参加者が熱心に二人の話に聞き入っていました。