――今後、和菓子はどのように発展していくと思われますか?

 東京オリンピックに向けて「日本の素晴らしさをより印象的に発信しよう」という機運が高まっている中、日本のみならず海外からも和菓子への期待が高まることが予想されます。そうした流れの中で、和菓子がさらなる進化を遂げながら世界中に広まっていけばいいなと思いますね。

 「ワカタク」のイベントは今のところ東京でのみ行っていますが、いつかは地方都市や海外でも開催してみたい。各地で活躍する和菓子職人さんやお客さんを巻き込んで、和菓子が熱く盛り上がる様子をライブで感じてもらえれば、さまざまな波及効果が生まれるはずですよ。

 日本のみならず海外でも、和菓子が根付いて進化すればおもしろいでしょうね。アメリカに伝わった日本の巻き寿司がカリフォルニアロールとしてアレンジされ愛されているように、和菓子も独自の発展を遂げる可能性があるでしょう。今後各地で、かつてない和菓子が生まれることを期待しています。

 和菓子についての畑さんのインタビュー、いかがでしたか。クリスマスにはイチゴが乗ったケーキを食べて、バレンタインにはチョコレートを贈る……。その慣例、そろそろリニューアルしてみてもいい時期かもしれません。明日は畑さんおすすめのクリスマスに似合う和菓子、新感覚のクリスマススイーツをご紹介します。どうぞお楽しみに!