こんにちは。「習慣心理学」の佐々木正悟です。使っている人と使っていない人の二極化が著しいiPhoneの音声認識サービスのSiriですが、ちょっとしたことをするのにはかなり便利です。

 おそらく「ちょっとしたこと」過ぎるから印象に残らなくて、使ってない人が多いのでしょう。

 今回はよくある2つの使い方を改めてご紹介します。

 1つは、特定の人にメッセージを送信する方法。もう1つは、アラームなどの設定方法です。

よく連絡する人は「ニックネーム」をつけておく

 メッセージにせよ電話にせよ、Siriに「話しかける」形にするには、日頃から慣れ親しんでいる言い回しをとっさに使えると、使い勝手が一気に向上します。

 たとえば私にしても妻子や母のことを「佐々木○美さん」などとは呼びませんから、「佐々木○美さんに夕食は要らないとメッセージで送信」と、とっさには言いにくいわけです。

 それに、こういう言い方をしたときほど「すみません。よく聞き取れませんでした」などとSiriに言い訳されます。

 こうしたケースのために「ニックネーム」を使います。デフォルトの連絡先から個人情報を呼び出して「ニックネーム」を付けることができます。

 これを見たこともない人は多いでしょう。デフォルトでは表示されていないからです。「フィールドを追加」してあげると、「ニックネーム」が出てきます。言いやすい名前を入れておきます。

 すると、たとえば「のきばに今電車の中とメッセージを送って」とiPhoneに言うだけで、iPhoneがやってくれます。駅での移動中などに、これはとても便利です。ちょっとしたメッセージを送り損ねて、後であれこれ言われるのを、事前に予防できます。

 この調子で電話したり、メールをしたりも、もっと手軽にできるようになります。よく連絡する相手の「ニックネーム」は必須です。