「低電力モード」で、3時間長く使える?

 今回発表された「低電力モード」というのは、以上のような問題で悩むユーザーの多さを物語っているでしょう。

 これを使えば3時間も長く使えるというのです。

 私はさっそく使ってみました。特別な仕掛けがあるわけではなく、メールなど、バックグラウンドで働いている一部のアプリが働かなくなるなど、当然と言えば当然の、電力をいつも使っているようなアプリの機能がオフになるわけです。

 私の仕事では、メールを常にiPhoneがチェックしていてくれなくても良いので、この機能を使っても困るようなことはありません。

 また、ちょっと面白かったのが、低電力モード設定画面には「今日」と「7日以内」で「特にバッテリー消費が大きいアプリランキング」が表示されるところです。

 これはもともとあったの機能なのかもしれませんが、なるほど、と思いました。これを見て、本当にそれほど電力消費してでも使うべきアプリかどうかを、よくよく検討できます。

 私はあれこれ考えてみてから、結局、ライフログ系アプリを1つ、使わないことにしました。

 私のように「たすくま」というタスク管理アプリで、1日中、自分自身の行動をモニタリングしている立場からすれば、この上移動ログだけをiPhoneに追わせるのは、単なる趣味というか、やや過剰です。

 もちろん、バッテリーに余裕があるならともかく、打ち合わせなどのために都内まで出かけてから帰宅しようとすると、帰宅途中の電車の中で、電池切れを起こしそうになります。実際に起こしてしまうこともよくあります。

 職場では、iPhoneをしょっちゅういじるわけにはいかない、というビジネスパーソンも多いと思いますが、今や生活でも仕事の行き帰りでも、たいていの人にとってスマホはなくてはならない存在でしょう。私もまさにそうです。

 そのスマホの電池が空っぽになってしまうと、不便を通り越して、不安になります。家族との連絡が取れなくなりますし、自分がその時やっていることの記録も残らなくなり、何か思いついてもメモも残せなくなります。

 低電力モードか、小型軽量の外部バッテリーか、それともずっしりした頼りになる外部バッテリーか。

 ぜひ、ご自身の活用パターンと照らし合わせながら、最適解を見つけてみてください。私はしばらく、外出中は低電力モードでいってみたいと思います。

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