こんにちは。「習慣心理学」の佐々木正悟です。iOSが9にバージョンアップしていろいろとデフォルトの機能が変化しました。

 今回はその中でも大幅に機能強化された「メモアプリ」について紹介します。

 メモアプリについては以前にも紹介しましたが、今回の機能強化はすごいです。メモに、チェックリストや手描きメモ、写真なども混在させられるようになったのです。

 こういう機能は、メモアプリとしては目新しくないものですが、iPhoneの標準「メモアプリ」が良いのは、手描きまわりがかなり使いやすいことと、手描きを混在させてもスピードがほとんど落ちないところです(私はiPhone6を使っています)。

 図は、実際に私が今回の引っ越しに使ったメモですが、こういうメモを作るのに時間がほとんどかからないあたりは、まさに紙にメモを書いているような感覚です。永遠に保存しておくメモを「メモアプリ」に保存しておくのは、どうかと思いますし、そのためにはEvernoteなどを使った方がベターだとは思います。しかし、この例のような、ほんの一時的な手描きメモであれば「メモアプリ」は非常に優れています。

 現実にはほとんどの人は、「一時的な手描きメモ」のためにスマホを使うということをしてはいないでしょう。たぶん紙に書くでしょう。それで良いだろうと思うのですが、紙とiPhoneメモの重要な違いは、iPhoneメモはまず紛失しないことと、後で検索できるところです。

 「後で検索できる」というのはデジタルの重要なメリットの一つなのですが、実際には、「まず紛失しない」ことのほうのメリットが大きい。メモなど、よっぽどのことが書かれてない限り、キーワード検索しないかもしれません。いずれにしても手書き文字はまだ検索できませんし。

 しかし、メモは意外となくします。絶対なくさないという人もあるかも知れませんが、そういう人はなくさないようにかなり気をつけています。デジタルは、ほぼそういうことをしなくても、「勝手になくなる」ことはないのです(紙のメモも、本当の意味で勝手にいなくなったりはしませんが)。