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疲れたあなたに効く「エネルギーと記憶のケア」の方法

2018年3月22日

厄介な「嫌な記憶」を上手に忘れる方法があった!

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 SNSを見てモヤモヤ、他者から言われた言葉に必要以上に傷つく。仕事が予定通りに進まなくてイライラ――世の中も自分も「不寛容」だと感じていませんか。心理カウンセラーの下園壮太さんが、自分を追い込まずに寛容力を育てていくコツを教えてくれます。最終回の8回目は、私たちの心をがんじがらめに縛ろうとする「嫌な記憶」の手放し方について。

「記憶」を反すうするたびに奪われているエネルギー

 仕事上でのミス、上司に叱られたことなど、嫌な経験をすると私たちは無意識に「次に同じことが起こらないようにしっかり覚えておかなくては」と思うものです。しかし、そういった嫌な記憶はすべて覚えておけばいい、というものでもありません。

 「何度も思い出す」という行為が記憶をより鮮明に蘇らせ、「記憶を太らせることがある」、ということは5回目「#MeTooで声上げ」はあなたの正解とは限らないでもお伝えしました。

 セクハラ被害などを何度も思い出すと、記憶が太って出来事のイメージがどんどん大きくなってきます。そこで、「同じ出来事に対して自分は対処できる」というところまで落とし込むというプロセスを経験することによって、前に進んでいくことができる、とお伝えしました。

 このような苦しくてつらい記憶だけでなく、あなたは日常的に、さまざまなシーンで「嫌な記憶」を蓄積していませんか。

・すごく頑張って進めていた仕事なのに最後の詰めが甘くてミスをした
・上司に「キャリアのわりに成長が遅過ぎる」と言われた
・会議で同僚に自分のアイデアを横取りされた

など――。

 どれも、嫌な記憶ですよね。

誰しも持っている「嫌な記憶」。付き合い方でラクになれます (C) PIXTA

 仕事をする上で、「10年後にはこんな自分になっていたい」という目標を立てている人もいるでしょう。しかし、その裏で忘れがちなのが、自分のガソリン補給、つまり自分のメンテナンスです。実は、その「自分メンテナンス」に深く影響するのが、記憶。ある記憶が存在するとき、「目標に近づくために、この記憶を次の糧にしよう!」と気持ちを切り替えたはずのその裏で、嫌な記憶があなたのエネルギーをどんどん奪っていることがあるのです。

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Profile
下園壮太
下園 壮太(しもぞの・そうた)
心理カウンセラー。MR(メンタルレスキュー)協会理事長、同シニアインストラクター。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理教官として、衛生隊員やレンジャー隊員などに、メンタルケア、惨事ストレスコントロールの指導、教育を行う。2015年に退官し、現在は講演や研修、著作活動を通して独自のカウンセリング技術の普及に努める。近著に「寛容力のコツ」(三笠書房)、「自衛隊メンタル教官が教える 人間関係の疲れをとる技術」(朝日新書)。
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