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「人間関係が理由で辞める人は精神弱い」の誤解と真実(3/5)

2018年2月21日

会社辞めたい、転職したい 最優先すべきは「エネルギー回復」

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転職時の「せっかくだからキャリアアップ」という考えは危険

 ところが、問題は、退職してすぐに、間髪入れずに新しい職場でフルパワーで働いてしまう人が多い、ということ。

 実際にキャリア相談を行う人の中には、このエネルギー量についての理解がないために、「この機会に、本来、あなたがやりたかったことに挑戦しましょうよ」「前よりもキャリアアップしましょう」とけしかけるタイプの人がいます。そして、「ブランクを空けないほうがいいから」と退職日の翌日から転職することを勧めてくるのです。

 しかし、本当に相談者のことを考えるプロであれば、あなたが弱っていることを理解し「じっくりいきましょう」と併走してくれるはずです。キャリア相談をする場合には、安易に相手の口車に乗らない、というのも結構、重要なポイントです。正常な判断をするためにも、枯渇したエネルギーを回復させることを最優先すべきなのです。

 繰り返しますが、第3段階という状態は、へとへとに疲れ切った状態です。環境が変わったから、すべてリセットして今度は頑張れるはず、と思いたくなるのも無理はありません。しかし、このような疲労状態のままで新たな職場に転職すると、新しい人間関係や環境、仕事内容に慣れるだけでも、3倍のエネルギーを消費してしまいます。

 「人間関係」と「疲労」は双子の関係にあり、人間関係が悪化すると心の疲れはいっそうたまるし、心の疲れがたまると人間関係は悪化します。ですからまた、新しい職場でも人間関係が崩れて「やっぱり職場を変えても苦しさは同じだった」というようになるのです。

 「人間関係が苦しくて転職した人は、本当にすぐ辞めてしまうことが多い」という現象は、このために起こります。

 そうならないためには、どうすればいいのでしょう。

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Profile
下園壮太
下園 壮太(しもぞの・そうた)
心理カウンセラー。MR(メンタルレスキュー)協会理事長、同シニアインストラクター。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理教官として、衛生隊員やレンジャー隊員などに、メンタルケア、惨事ストレスコントロールの指導、教育を行う。2015年に退官し、現在は講演や研修、著作活動を通して独自のカウンセリング技術の普及に努める。近著に「寛容力のコツ」(三笠書房)、「自衛隊メンタル教官が教える 人間関係の疲れをとる技術」(朝日新書)。
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