妻の扶養に入っている男性は11万人にも

 今世の中では11万人の男性が「妻の扶養」にはいっているそうです。対する専業主婦は680万人ですから、まだまだマイノリティなのですが。

 未婚のみなさんには「夫を養う」と言っても、「ありえない!」という感じだと思うのですが、そういう日もある日突然やってくるかもしれません。

 インタビューした「主夫(兼業も専業もいます)」たちは「病気」「リストラ」「転勤」「妻が望んで」「圧倒的な年収差」などさまざまな理由で、主夫となっていました。最初から「主夫になるとは思ってもいなかった」といいます。

 「女性の管理職が3割になるなら、主夫も3割」を目指す秘密結社「主夫の友」CEOである堀込泰三さんは東大卒カップル。奥様の転勤で家族が離ればなれになったことがきっかけで、会社を辞めて主夫に。今は翻訳家として在宅で仕事をしながら、二人の男の子をしっかり育てています。

 堀込さんの考える主夫は「主夫=家事や育児を“主”体的に担う“夫”」です。誰でも「自覚をしたとき」が主夫になる時です。

 共働きのカップルでも8割の男性が家事をしない日本で、「主体的に家事育児をやる」と宣言してくれる男性は貴重です。

 独身のみなさまには、ぜひ「主体的に家事育児をやってくれそう。やればできる子」な男子を発見したら、がっちりとつかんでほしいものです。多分それは一部上場企業に勤めていることや、年収がいくらあるかより、ずっと重要なことです。ジョヤンテ社長の川崎貴子さんによると「年収は時価」ですから。