これ以上は頑張らない

 以前の、真っ白な手帳とは打って変わり、私の新しい手帳は、生き生きし始めました。驚いたことに、書くことがあんなにストレスだった私も書くことが次第に楽しくなってきました。

 もちろん、もっとカラフルにしたり、イラストを描いたりすれば、手帳自体がかわいくなるかもしれません。でも、これまで高い目標を掲げた結果、使いこなせなくなってストレスを感じた自分がいるので、無理をし過ぎないこれくらいが、今の私にはちょうどいいです。

【結論】書くところが多い手帳に疲れたらマンスリーにチェンジ!

 実は、これまで「忙しい自分には、手帳は書くところがいっぱいあったほうがいいはず」と思い込み、バーチカルやレフト式、1日1ページタイプを選んでいました。使いこなせていた過去の自分への未練を断ち切れていなかったのかもしれません。

 仕事のスケジュールはデジタルツールに一本化することで、書き漏れの心配がなくなりました。また、マンスリータイプを初めて使い、埋めるのは月間ブロックだけというシンプルさにどこか安心しました。きちんと書き込めるようになると、徐々に自分のルールも確立できてきます。見開きで1カ月の自分が見渡せることで、忙しさのバランスや目標達成度などを振り返る習慣もできました。

 もし、読者の中に「最近、手帳に書き込むのが疲れてきた」「デジタルとの併用がイマイチできない」という方がいたら、書きたい内容をまず棚卸しして、超シンプルなマンスリータイプを一度試してみることをおススメします。手帳に疲れたときは無理をしないのが一番ですね。書き込んでいく作業に慣れるまでは「頑張りすぎない」ことが、手帳を長続きさせるコツなのだと実感したのです。

文/長野洋子(編集部)