あなたは安心さん? 不安さん?
お金に対する不安度をチェック!

 自分の日頃のマネー習慣を思い浮かべながら、当てはまるものにチェックを入れて! 数の多いところを見れば、あなたのお金に対する不安度と対策が分かります。同数の場合は両方のタイプを確認

Aが多い人は…

「どんなに貯蓄しても不安」タイプ
毎日の家計管理はできている一方で、「お金に対する不安を払拭するために必要な、貯蓄額の目標が見えていない可能性が高い」のがこのタイプ。「物価が上がる」など、「自分ではコントロールできないことに不満を持つと、不安が増していきます」

これからは…
「自分が満足する方法」を見つけよう

毎日の家計管理はできている一方で、「お金に対する不安を払拭するために必要な、貯蓄額の目標が見えていない可能性が高い」のがこのタイプ。「物価が上がる」など、「自分ではコントロールできないことに不満を持つと、不安が増していきます」

Bが多い人は…

「“隠れ”不安」タイプ
貯蓄がほとんどなかったり、貯蓄をしなくていいと考えていたりするタイプ。「潜在的にお金に対して不安があると分かっているのに、“見て見ぬふり”をしている可能性が高いです」。30歳を過ぎてこのタイプに当てはまる場合は特に注意!

これからは…
「現実を見つめ、今すぐ人生プランを考えよう

お金に関することを考えるのが苦手な人は、「まずは収入や支出を“見える化”し、毎月の貯蓄額を決めましょう」。同時に結婚、出産などを含めた人生プランを考えて。「早ければ早いほど貯蓄もしやすくなります。対策の先送りが一番、問題です」

Cが多い人は…

「お金の不安は小さい」タイプ
“自分”を持っているタイプ。「たとえ収入が少なかったとしても、どうすれば楽しく過ごせるのかを分かっているので、お金に関する不安が小さいでしょう」。人生を長期的に捉えることもできているので、「貯蓄額で悩むことも少ないはずです」

これからは…
定期的に人生プランを見直しながら、楽しもう

現時点ではお金の不安は小さいものの、「毎年、人生プランを見直すなど、常に将来を考える習慣をつけましょう」。趣味により磨きをかけて人間関係を広げる、などしておけば、「たとえ貯蓄額が目標に達しなくても、不安のない人生を送れます」

この人に聞きました
紀平正幸さん
紀平正幸さん
FP
東京FPコンサルティング代表。心理カウンセラーの資格も持ち、若年層から高齢者まで、幅広い年代の家計管理・資産運用の悩みに答える。多摩大学大学院客員教授

写真/小川真輝

※日経WOMAN2014年12月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります