こんにちは。「お金に困らないで生きるには」連載のファイナンシャル・プランナー 花輪陽子です。

 読書の秋ですね。私はフォトリーディングの講座を受講しており、速読などでマネー本を数百冊読破しました。今回はお金に強くなれるマネー本を7冊ご紹介させていただきます。

『私の財産告白』
 (実業之日本社) 著・本多静六

 著者は明治時代に林学博士として明治神宮の森などを設計しながら、勤倹貯蓄の生活と投資で莫大な財産を築いた方です。「四分の一天引き貯金法」という教えを私も実践しているのですが、通常収入は入った時に四分の一を天引き貯金してしまい、ボーナスなどの臨時収入は全部貯金するという方法です。ぜひ繰り返し読んでいただきたい一冊です。





『世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60』
 (プレジデント社) 著・ジム・ロジャース

 シンガポール在住の冒険投資家ジム・ロジャースの格言集です。70年以上の豊富な人生経験が凝縮されているのですが、あっという間に読めてしまうので時間の投資効率もとても高い本だと感じました。海外で暮らしてみたい人、ビジネスや投資で成功したい人などにおすすめです。





『羽仁もと子著作集 9 家事家計篇』
 (婦人之友社)  著・羽仁もと子

 著者は日本で女性初のジャーナリストで自由学園の創立者です。物価など現代と違うところも多少あるのですが、中心的な考え方は今でもそのまま当てはめることができます。例えば、「収入一年分の準備金」(昨年の収入で今年の生活を行う)という考え方は失業時などの備えとして非常に有効です。時を経てもなお古くならない良書です。





『新・投資信託にだまされるな!
 ---買うべき投信、買ってはいけない投信』

 (ダイヤモンド社) 著・竹川 美奈子

 投資信託を始めたいと思った人が最初に手にとっていただきたい一冊です。注意すべき投資信託を広告のサンプルとともに解説しており、長期投資をするのにおすすめの資産配分や投信の解説もあります。解説が分かりやすく、初心者にもおすすめです。