こんにちは。「お金に困らないで生きるには」連載のファイナンシャル・プランナー 花輪陽子です。

 女性の平均寿命は約86歳。長い人生、稼げる時、稼げない時、お金が必要な時などさまざまな状況が待ち受けています。そんな時にも、一生、お金に困らないで生きる方法をお伝えしたいと思います。

1.稼げる時に稼いで貯める

 女性の人生のうち、思いっきり働けて貯金をできる時期は限られている場合も。例えば小さな子供を抱えている時、介護が必要な親を抱えている時、自分の健康状態がよくない時などは思う存分に働くことは難しくなります。全エネルギーを仕事にかけられる時期には思いっきり働き、すべて使い切るのではなく貯めておく必要があります。具体的には独身時代、夫婦共働きで子育て前は人生で絶好の貯め時です。手取り収入の25%前後貯められると理想的です。反対にここで貯めておかないと、状況が厳しくなった時に貯めるのが非常に難しくなります。