「ほしいものは、なくならないうちに買う? 悩んだ末に買う?」

 福袋やバーゲンの時期ですが、あなたはほしいものはパッとなくならないうちに買ってしまいますか。それとも、バーゲン会場をぐるぐる回って何度も考えて、結局買うのをやめたりするタイプでしょうか。

 福袋や特価品などおトクなものは誰よりも真っ先にゲットしてしまったほうがよいように思います。しかし、よく考えずに買ってしまうと不要な物まで買ってしまい、クレジットカードの請求時に支払いに苦しむということも。

 私はバラエティ番組で芸能人のお金の使い方などを分析・解説したこともたくさんありますが、お金を貯めている人は悩んだ末に買うパターンが多かったです。お店に3回通ってそれでも欲しかったら買う、半年待つという人もいました。

 私も今年は久しぶりに初売りセールに参加したのですが、デパ地下、雑貨、衣類などざっと売り場を下見してから気になる順番に見ていきました。洋服は気になる物をショッピングバッグの中に入れていきましたが、セール会場をぐるぐる回っているうちに半分以上は購入を見送りました。福袋はデパ地下や雑貨売り場などで中身が確認できる物だけを少量買いました。

 「あの洋服を買っておけばよかったかな」と後から少し思いましたが、ネット通販でも似た物が安く売っていたのでよい選択だと思いました。その上、初売りが落ち着くとすぐに再値下げが始まりますね。

 株式投資では「売りは早かれ 買いは遅かれ」という格言があり、買い場は随所あるが、売り場は短いという意味です。衣類などの購入も同じで毎年似たような物を買うチャンスはたくさんありますが、不用品を売ろうと思っても一部のブランド品を除いてはよい値段はつきませんよね。

 物を買わずにそのままお金として残しておけば、貯金も増えますし、本当に欲しい物に巡り会えた時に潔く買うこともできるでしょう。賢くお金を使える大人の女性になるためにも不用品はできる限り買わないようにするとよいですね。

イラスト/本郷史織

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