アボカド&レモンのジャーサラダ

 実は「ジャーサラダ」ってあんまり好きじゃない。あのフタがパカっと開いたときのモヤヤヤ~ンとした匂いがイマイチなのだ。でも、このジャーサラダは「さすがレモン様のお仕事!」って感じで、ジャーを開けるとフレッシュなレモンの香りがいいわぁ。

 作り方はこれも簡単! 切るだけ。ジャーに詰めるだけ。アボカドは一口大に、プロセスチーズは1㎝角に、レモン2分の1個は薄めのイチョウ切り、プチトマトは半分に割っておく。ドレッシングは亜麻仁油と、塩、粒マスタード、ハチミツを合わせておく。さっき半分つかったレモンの残りを絞ってジャーに入れ、ドレッシングとよく混ぜておき、市販のミックスビーンズ、チーズ、アボカド、レモン、ミニトマトの順で重ねていってフタをする。冷蔵庫で2日ほどもつそうだ。

 これは「豆との勝負」っぽい。好みにもよるけど、豆がドレッシング味に馴染んだほうがおいしいと思う。作ってすぐより、朝作ってランチに食べるとか。お弁当に持っていくと、通勤の道々、ジャーがいい感じに揺れておいしくなりそうだ(気温が高めの日は保冷剤を忘れずに!/編集部より)。個人的には「ハニーマスタード味」って大好きなんだけど、今はプチトマトの糖度が高いので、いっそすっきりとハチミツなしでもイケそうな感じだ。

 で、このサラダ「たんぱく質とn‐3油が一緒にとれる」と書いてあったけど「やっぱりパンぐらいないと寂しいかな」と思っていた。ところが&ところが! 豆+アボカドって、最強の「ガッツリ感」タッグかもしれない。サラダだけでも「もう十分いただきました」と、お腹は満足するし、腹持ちもけっこういい。

カツオとアボカド&レモンのカルパッチョ

 最初に謝っちゃお。「刺身用のカツオ」はゲットできず、カツオのタタキで妥協してしまった。ま、味がすごく違うわけじゃないと思うんだが、問題は「見た目」だな。「これが記事に載っていたのと同じ料理なのか?」と、プチ凹む。

 これも切って合わせるだけなので、料理というより「工作」に近い。まずタマネギをスライスして皿に敷き、その上に薄切りにしたカツオ、アボカド、レモンを「放射線状(←ここ重要)」に並べていく。本誌の写真はカツオの赤い身も鮮やかで、緑、黄色と美しく花びらのようだ。真ん中にサラダリーフをこんもり盛ったらできあがり。これにおろしショウガ、醤油、オリーブオイルを合わせたドレッシングをかけて食べる。

 もう「見た目」はゴメンナサイなので、おいしさの話に集中しよう。この初ガツオに高値がつく時期、カツオはそのままでもおいしいけどさ、この「+アボカド」を知ってしまったら、もう戻れないと思う。見た目は「カツオとアボカド」なんだけど、口の中で「や、何この脂ののった高級魚!?」と、華麗な変身を遂げるのだ。「トロの代わりにアボカド」っていう話は聞くけど、やっぱり系統の違う味だ。でもこの「カツオ+アボカド」は、きっちり魚系の食感と風味がありながら、油のコクがついてくる感じ。もう「今、私おいしいもの食べていま~す!」って、全身の細胞がはしゃぎまくるから、試してみて!

おいしい度 ★★★★
ヘルシー度 ★★★★
写真でだいなし度 ★★★

 くわしくは「日経ヘルス」6月号18ページ「1日1/2個で疲れない、美肌になる! アボカド&レモンダイエット」を読んでね。