トマトジュース+きな粉

 なにもこれを一緒にしなくても、「きな粉はきな粉」「トマトジュースはトマトジュース」と、別々でいいじゃないの? なんで一緒にしたがるんだ??

 ……とブツブツ言いながら作ってみたら「参りました」って感じだった。これはもう、ドリンクというより「お食事」なのだ。たまたま買ったトマトジュースが無塩タイプだったのだが、頭の中で「これに塩とタバスコがあったら? いや、ウスターソースとレモン汁をちょい足しして……」と、妄想が膨らみまくる。

 アイスか常温なら手軽に作れるが、これ鍋でホットにしても美味ではないかと思う。夜寝る前に「お腹がグゥ~♪」なときに、くだらないもの食べちゃうよりは、これ1杯飲むほうが断然賢いと思う。

ホットレモン+きな粉

 たしかに「冷たい飲み物は体が冷えるからキライ」という人はいる。誰だって温かいものを飲んでホッコリしたい気分のときはあるしね。今回のレシピには、そんなシチュエーションにぴったりのホットドリンクも3種類紹介しているのだ。

 けどさ、「温める」ってことは匂いが強くなるってことでしょ? 大豆臭って気にならないのかな?と、そこはかなり疑っていたのだ。材料がゲットできなかった「甘酒+ココア」なら、マスキング作用にも期待できそうだけど、「ホットレモン」って異種格闘技な感じがする。きな粉と戦って大丈夫なんだろうか? 

 でも、そこが「日ヘル」マジックなのですよ! きな粉とレモンが合体すると、なんか「知っているはずなのに思い出せない」感じの懐かしい(っぽい)味になる。けっこう美味しいのだ。

 今回は手抜きで、コンビニのホットドリンクコーナーにあったホットレモネード(甘すぎる)を使ってしまったが、レシピの通り、きな粉、ハチミツ、レモン汁でスッキリ味に作ったら、ずっと美味しかったはず。 「きな粉ハチミツ」を作っておけば、オフィスでも意外と簡単に飲めそうだし。

おいしい度 ★★★
ヘルシー度 ★★
きな粉ってスゴい度 ★★★★

 くわしい分量や手順は「日経ヘルス」5月号P22「朝の1杯で体内年齢-10歳! きな粉若返りドリンク」のページをご覧ください。

【出戻りNのアクマのささやき】
(担当替わったけどでしゃばってます。N) え~、みなさん、きな粉ってすごい「アンチエイジング食材」なんですよ! 納豆や豆腐がいいことはよくご存知ですよね。それと同じ大豆製品。炒って粉にしているから、栄養価が凝縮されているんです。食物繊維量は、大豆製品の中でも圧倒的にナンバー1!おからより多いんですよ。で、血糖値を下げて老化の原因になる「糖化」をストップしてくれる。なんてステキ!……ということで、ぽてちさん、ヘルシー度は絶対★5つのはず! あ、それと、ボトルでシャカシャカはグッドアイデアですね。もともとのレシピでは、「きな粉大さじ1~2杯を入れてグルグルかき混ぜるだけ」です。それなりちゃんと溶けます。きな粉ならオフィスのデスクの引き出しに入れておいてもOK。ぜひお試しください!