ラーナーら同僚は優しいが、ウェルドンにはにらまれているキース。
ラーナーら同僚は優しいが、ウェルドンにはにらまれているキース。

 心を入れ替えることにしたキースは、娘を育てながら復学したシングルマザーのホリー(マリサ・トメイ)を筆頭に、真剣にシナリオに取り組む生徒たちときちんと向き合い始めます。心から映画を愛する彼らの情熱に触れ、自分自身の人生を見つめ直すキース。

キースは、いつも前向きなホリーから影響を受ける。
キースは、いつも前向きなホリーから影響を受ける。

 そんな中、ある出来事をきっかけに、キースはハリウッドから呼び戻されることに。人生の再スタート地点にいる彼は、果たしてどんな選択をするのでしょうか……?

 これまでロマンティック・コメディーで活躍してきたヒュー・グラントが、50代も半ばを過ぎて、味のあるキャラクターを好演しているのが見どころです。新たなキャリアを築こうとしているグラントと、本作のキースの姿が重なって、とても説得力のある感動作になっています。いい感じに刻まれた顔のしわもまた魅力的です!

 過去の栄光は、一旦クローゼットにしまって、時々開けて眺めつつも、新しい何かに向けて進まなければ! 「Re:LIFE~リライフ~」を見ると、きっと前に進むヒントが見つかると思います。