精神的なハードルを下げるために

 スケジューリングのプロ・伊庭さんのアドバイスを受けて、もう一度手帳を見直すことにしました。ゴールは、「予定が入ったらその場で手帳に書ける」状態をつくること。

 A5サイズの手帳だと電車や出先では開きづらいので、思い切って半分のA6サイズを持つことにしました。しかも……

私「もしかしてこの手帳、余ってます?」
編集K「新しくしたのでもう使わないですよ」
私「最後の2カ月分だけ、使わせてください~!」
編集K「え? いいですけど、ぼろぼろですよ?」

 隣の席の編集者がこの企画のために使っていた手帳を横取り。人生で初めて、他人が使っていた手帳を引き継ぎました。

隣の席の編集者から引き継いだNOLTY キャレルA6バーチカル
隣の席の編集者から引き継いだNOLTY キャレルA6バーチカル

 既に使い込まれている上、残り2カ月間とタイムリミットも決まっているので、「使えればいい」くらいの軽い気持ちでスタートできたのがよかった!

「自分が読めればいい」と言い聞かせ、線が曲がっても、文字がよれても直さないことにしました
「自分が読めればいい」と言い聞かせ、線が曲がっても、文字がよれても直さないことにしました
手帳がこんなにコンパクトに(左:A5サイズ、右:A6サイズ)
手帳がこんなにコンパクトに(左:A5サイズ、右:A6サイズ)

 「きれいに書かなきゃ」という気持ちとお別れし、予定ややるべきことを手帳に集約する習慣が付きました。

 来年はもっと手帳を活用できそうです。

文/大吉紗央里・藪内久美子 写真/編集部