「長期的な計画」と「日々のタスク」の2冊使い
2冊の手帳は、B6サイズのマンスリーが「長期目線用」、バーチカルタイプが「タスク管理用」です。マンスリーでアポやプロジェクトの進行を確認しながら、バーチカルタイプの手帳にその日のタスクを書き出していきます。
「私は忘れっぽいので、タスクは仕事も家庭のことも細かく書き出します。自分が理解できればいいので、タスクの書き方は丁寧ではないですね。例えば、結婚記念日には『ケーキ』とだけ書いてあるんですが、それを見れば『予約したケーキを受け取る』のだと思い出せます」
【ポイント】
仕事もプライベートも一緒にタスクとして書き出して抜け漏れを防止
目標の進捗管理にも手帳が活躍
3人のお子さんを持つお母さんでもある今上さんは、子育ても手帳の使い方に影響していました。
「3年前、子育ての関係上、仕事量を減らしたんです。それまでは仕事に追われるように過ごしていたのが、『私はこれからどんなふうに過ごしていきたいのかな』と、自分の人生について考えるようになりました」
以来、今上さんが手帳を使う目的に「目標管理」が加わりました。マンスリー手帳の最初のページには、仕事の目標や、かなえたい夢、欲しいものなどのイメージ写真を貼っているのだとか。ビジュアル化することで、夢が具体的にイメージできるようになるそうです。
また、バーチカルの手帳にある「よかったこと」と「反省点」の欄を活用し、なりたい自分と照らし合わせて振り返りを行っています。「取材が決まった」「子どもと1日過ごせた」など、日々のうれしかったことが書かれていました。
【ポイント】
手帳に夢を書き出し、進捗を振り返る
「今の自分」にフィットする手帳の使い方を模索し続けている今上さん。来年はどんな手帳を活用するのでしょうか。
「今の使い方は気に入っているのですが、2冊使いはやはり荷物が増えてしまうので、1冊にまとめたいと思っています。来年は愛用していた陰山手帳に戻ります。女性らしいアイボリー色が加わったこともあり、なんといっても紙質が気に入っているのと、見開きで2カ月を見渡せるマンスリーページが便利なんです」