2.「スキマ時間」を見える化

隙間、発見!
隙間、発見!

 「スキマ時間を見つけたいんです」と伊庭さん。少しでも空いている時間がないかと、常に手帳を見返しているそうです。

 「消すことのできるペンで書いているので、スケジュールが変更になったらすぐに修正しています。そうすると、『ここに30分の空きがあるな』というのが分かるんですよね」

 電車での移動時間や、打ち合わせが早く終わったときも大切なスキマ時間。では、伊庭さんはその時間をどのように活用しているのでしょうか。

「『いつかやろう』と思っているのになかなか手を付けられないことがありますよね。スキマ時間は、そういう「重要だけれど緊急ではないこと」に使います。例えば仕事の長期的な目標を見直す、より効率的な仕事をするための整理整頓などです。それをやっているのとやっていないのとでは、仕事に対するモチベーションも変わってきます。ですから、急に時間ができたときのために、やりたいことリストを作っておくといいですね」

 1日のスキマ時間を合わせると、1時間ほどになるという調査もあるそうです。何気なく過ごしている時間を見直すだけで、時間をつくり出せるのかもしれません。