ファンデーションはブラシでつけるが正解

【朝のベースメイクの極意(4)】ファンデーションはブラシ塗り+スポンジで叩き込む

 毛穴レス肌に仕上げるには、ファンデーションはブラシ使いが断然おすすめです。スポンジだと毛穴の中までつけることが難しいうえに、厚塗りになりがちですが、ブラシなら適量を均一に密着させることができます。

 ファンデーションはリキッドタイプがおすすめ。製品に合った適量を手の甲に出します。

 手に出したファンデーションの半量をすべて筆に含ませます。これが顔の半分の量になります。

 頬にブラシを置き、頬を起点に顔の内側から外側へ、下から上へ滑らせるようにブラシを動かします。頬を起点にすることで、最も視線が集まる頬をしっかりカバーでき、外側に向かって自然にぼかすことができます。同様に、残りのファンデーションをもう半顔にも伸ばします。鼻や額、目周りはブラシに残った分でつければOK。

 ファンデーションを顔全体にざっくりと伸ばしたら、次はスポンジで叩き込みます。叩き込むことで毛穴をキレイにカバーでき、余分なファンデーションをスポンジに吸収させることができます。皮膚がヨレない程度の軽い力で叩き込みましょう。

 スポンジはシワが入らない面を使うのがコツです。

OK
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 スポンジはリキッドファンデーション用の使い捨てタイプの肉厚なものがおすすめです。汚れたら捨てていつも清潔をキープしましょう。コツは指で潰したときにシワが入らない面を使うこと。シワが入る面はファンデーションを吸収しにくいです。

 最後にルースパウダーを軽くつけてベースメイクは完成です。このときの粉もつけ過ぎには注意しましょう。次回は、日中のメイク直しテクニックをご紹介します。

文/中島夕子 写真/小野さやか

プロフィール
小林三紀恵
菊地身季慧さん
ヘア&メイクアップアーティスト
大学在学中に秘書検定1級を取得し、一般企業に秘書として勤務した後、メイク&ネイルスクールを卒業。ヘア&メイクアップアーティストとしてテレビ局勤務を経て、エーツーに所属。エーツースタイリストスクール講師、一般社団法人日本ファッションスタイリスト協会講師、雑誌や広告、書籍、イベントなどで活躍。忙しい働く女性のメイクを手がけることも多く、効率的な時短メイク術に定評がある。