2018年11月30日から、ミッドタウン(東京・港区)にて2日間にわたって開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2018 Winter」。12月1日に行われたトークセッション「女性リーダーたちによるリアルトークイベント 成功も失敗も自分の糧に!しなやかなキャリアの描き方」では、大手企業で活躍中の3名が、女性リーダーとして、どのように成長してきたのかをを語りました。

 今回登壇したのは、アビームコンサルティング 今野愛美さん(アビームコンサルティング P&T Digitalビジネスユニット FMCセクター マネージャー)、ECC 大塚愛美さん(ECC ECCジュニア事業部 横浜センター センター長)、日本HP 前田通子さん(日本HP 執行役員 パートナー営業副統括)。聞き手ははぴきゃり 金澤悦子さん(はぴきゃり 代表取締役)です。

仕事で取り組んでいることは何ですか?

金澤(以下、はぴきゃり 金澤) 本日は、大手企業で女性リーダーとして活躍する3名のお話を伺います。まず、私の自己紹介をさせていただきますね。人材関連会社2社を経て、35歳で独立し、女性のためのキャリアの学校「はぴきゃりアカデミー」を起業しました。本日は、女性がキャリアを築く上で仕事やプライベートで悩みがちなことについてお話をお聞きしたいと思います。では、皆さん自己紹介をお願いします。

大塚(以下、ECC 大塚) ECC では、全国に英語教室を展開しています。私は、教室開設のための説明会を行ったり、ホームティーチャーにお話を伺って教室運営のサポートをしています。

今野(以下、アビームコンサルティング 今野) アビームコンサルティングで、コンサルティングサービスを提供する責任者として仕事をしています。新しいサービスの事業開発にも関わっています。

前田(以下、日本HP 前田) 日本HPでは、PCとプリンティング事業を展開しています。現在はパートナー企業に対する営業の責任者として、製品納品の仕組み作りに取り組んでいます。

思い描いていたキャリアを歩んでいますか?

はぴきゃり 金澤 ここからは、質問に対して○か×の札を上げて答えていただきます。最初の質問は「今の私は、昔思い描いていた私です」。3名全員が×ですね。

日本HP 前田 若い頃は先のことは考えず、「仕事をしていく上での知識になる」と思って目の前の仕事に取り組んできました。権限があったほうが仕事がやりやすいと思い、20代の頃から、上のポジションの仕事内容を「これなら私にもできそうだな」と考えて見るようにしていました。

アビームコンサルティング 今野 最初から明確なキャリアパスを思い描いてはいませんでした。まずは、やれることを一通りやってみて「自分に合うことを一つでも見つけよう」と思ってやってきました。

ECC 大塚 管理職に就くことは考えていませんでした。自信がなく、一度はリーダー職を断ったのですが、思い直して頑張ってみることにしました。実際にやってみて、自分のやりたい方法で仕事ができること、部下の育成にやりがいを感じています。