恋愛に仕事の成功パターンを当てはめてはダメ

 誠実であること、ウソがないこと、愛想がいいこと。これらは仕事をする上ではプラスに働きます。きっと真奈美さんは、法人営業としてお客様に気に入られているはずです。問題は、それをそのまま恋愛にも当てはめてしまっていることです。

 男性から来るメールにすぐに返信していませんか? 既読スルーしたメッセージがあると気になりませんか? 男性の気を引くのは、むしろ逆の要素です。やっとデートの約束を取り付けられそうだと思ったら、なかなか最後の返信がこないとか、数日音信がぱったり途絶えるとか。今までのお相手が「ふらふら」し始めたのは、私には真奈美さんが招いてしまったように見えます。

 大切なのは、恋愛の主導権を握ることです。真奈美さんはそれができていない。基本的に、毎回言い寄られて付き合いはじめていますよね。高校時代のA君は文字通り告白されてのお付き合いだったのでしょうが、それ以降はなかば流れに乗っただけではないですか?

 年上のDさんには真奈美さんから関係を問い詰めました。問い詰めるからにはそれなりの関係になっていたはず。フェスや食事に行っただけで「あなた私のことどう思ってるの?」なんて問い詰めたりはしないですからね。少々キツイ言い方をすれば、きっちりしたタイプの真奈美さんに、「軽いだめんず」が寄ってきているのが現状です。

なんとなく雰囲気に飲まれて付き合いはじめたこと、ありませんか? (C)PIXTA
なんとなく雰囲気に飲まれて付き合いはじめたこと、ありませんか? (C)PIXTA

仕事ができる女性には「だめんず」が寄ってくる?

 特に働く女性に伝えたいのは、男性は「この子は俺がいなくてもやっていけるな」と思うと女性に感じる魅力が半減する生き物だということです。「頼りになるな」「しっかりしていて魅力的だな」と思えるだけの余裕があるのは5~10歳ほど年上の層。真奈美さんのようにバリバリ仕事をする女性を目の前にして、まったく怖気づかずに自信をもって「落としてやる!」なんて思える男性は、同世代では限られます。

恋愛リレキショ的アドバイス

「俺がいなくてもやっていける」と感じさせる女性は、男性から見て魅力半減

 ただ、そんなしっかりした同世代の女性をぜひ落としたい! と本能的に思う男性たちもいるにはいる。それが「軽いだめんず」層なのです。真奈美さんはどうやらこの層に毎回はまってしまっていますね。