男性を友人に「スクリーニング」してもらう

西口 まあ、無敵期間が終わったってことに早めに気付けてラッキーだったんじゃない? ここからどんどんモテ度は落ちていくから、一刻も早くその事実に目を向けて、戦略的に行動していくことが大切だね。はい(スラスラと「モテ度曲線」を紙に書き、高平さんに渡す)。

高平 ものすごい勢いでグラフが下降線をたどってますね。

西口 そう。これまで高平さんの恋愛はルックスや意外性から始まっていたけど、長い間一緒にいるとそれだけでは持たないということを学んだ。だからこれは一つの収穫。だとすると、見た目の印象や瞬発的な面白さではなく、価値観や性格を重視したほうがいいんじゃないかな。でも、男性選びのスクリーニングは自分ではできないので、友だちに好みを伝えて、ドンピシャな人を紹介してもらうのがおすすめかな。

高平 自分の目は信用しないということですね。

西口 ダメダメ、絶対ダメ。自分で選びにいくとまた「長髪・アウトドア系・ひげ」に動いちゃうから。自分ではない、知り合いの目で、高平さんと合いそうな男性を紹介してもらって、「この人いいかも」と思ったら、早めに自己開示してどんどん好きになっちゃえばいいんです。高平さんは恋愛体質だから、結局好きになっちゃえば見かけも気にならないと思うよ。

高平 そうですね。極論、見た目はどうでもいいと思っているんです。じゃあ早速、友人にスクリーニングかけてもらおうと思います。今日はありがとうございました!

文/小泉なつみ 写真/PIXTA