自覚がなかったのに、受診したら驚きの事実が発覚

遼河さんと三浦さんが眼科を受診…気になるその結果は
遼河さんと三浦さんが眼科を受診…気になるその結果は

 このセッションに当たり、遼河さんと三浦さんは事前に眼科を受診していました。「久しぶりの眼科でした」とお二人。東原さんによると、二人の検査結果には二つの共通点がありました。

 一つは「ドライアイ」。遼河さんが「自覚がなかったけど、ドライアイと診断されたので驚きました。でも、考えてみたら思い当たる」と言うと、三浦さんも「目が乾くという自覚はなかったけれど、疲れ目はドライアイからきていた可能性があるんだと納得しました」と応じました。

 もう一つの共通点は「遠視」です。「これは驚きましたよ。目はすごくいいけれど、最近は近くのスマホが見えなくて老眼かなとは思っていたのですが……」と戸惑う遼河さん。東原さんは意外とよく知られていない遠視についても教えてくれました。「近視は近くが見えて遠くが見えにくい。一方、遠視の方は遠くも近くもピントが合っていない。遠視の方は近くだけでなく遠くを見る時もピント調節しなければならないので、起きている間は常に目の筋肉を使っていることになるので疲れやすいんです」(東原さん)

 説明を聞いた遼河さんは「視力はいいのに目が疲れて頭痛まであって、何でだろうと疑問だったけど、今回眼科を受診して、ドライアイと遠視という結果が出て納得できました。ドライアイの上に、ピント調節を頑張り続けていたために眼精疲労になっていた可能性があるんですね。このような機会がなかったら、自分から眼科に行くことはなくて、気付かなかったですね」とスッキリした様子。東原さんは「視力がいい方は眼鏡やコンタクトレンズをする機会がないため眼科を受診されない方が多いと思います。遼河さんのように軽い遠視の場合、若い頃から無意識にピント調節しているため、よく見えるから大丈夫と自分が遠視であることに気が付いていない方も多いです。そうして自分に合った視力矯正をせず放っておくと、眼精疲労になってしまう可能性があるのです」と指摘しました。

 東原さんによると、眼精疲労の対策は、目薬をする、PCやスマホが発するブルーライトをカットする眼鏡をかける、血液の循環をよくするために運動してリラックスすることが有効とのこと。そしてもう一つ、最近話題となりつつある低加入コンタクトレンズを使用するという方法が紹介されました。

 低加入コンタクトレンズとは、遠くの見え方だけではなく、近くの見え方も補助する度数が配置されているレンズのこと。PCやスマホなど、近くを見る機会が多い現代人にピッタリのレンズ。東原さんは「問診時にあまり疲れを感じていないとおっしゃっていた方でも、低加入コンタクトレンズを処方して、次の検診時にどうですかと聞くと、『体がとてもラクになった』と答える方が非常に多い」と話します。

話題の低加入コンタクトレンズを試してみると…

満員で立ち見がズラリと並んだ会場は、最後まで楽しい雰囲気で盛り上がった
満員で立ち見がズラリと並んだ会場は、最後まで楽しい雰囲気で盛り上がった

 遼河さんは眼科を受診した際、低加入コンタクトレンズを試してみたそうです。「コンタクトレンズをしたことがなかったので、目に入れるのはすごく怖かったのですが(笑)、意外とすぐできますね。これをしているとめちゃくちゃラク。近くのピントが合うし、目の疲れが軽減しました。今回、初めて自分に合った視力矯正方法を知ることができたので、普段からちゃんと眼科に行かなきゃいけないと思いました」と遼河さん。三浦さんも「私も低加入コンタクトレンズを着けさせてもらったのですが、台本に目を落とした後、皆さんの顔を見るときのピント調節のスムーズさに驚きました。これまでどれだけ目を酷使していたんだろうと改めて気付きました」と感動していました。

 最後は、東原さんからのメッセージでセッションが締めくくられました。

 「自覚症状がなくてもまずは眼科を受診されると、大きな発見や気付きがあると思います。視力を矯正したり目をケアしたりする方法は多様化していますので、まずは自分に合った方法を知り、印象美人に近づくためにも目の健康のためにも、瞳のケアを大切にしていただければと思います」

文/佐々木恵美 写真/長﨑辰一