オーガニック、自然派が万能ではない

 化学成分に対する不安から、選択肢として上がるのがオーガニックコスメや自然派化粧品たち。では、オーガニックならすべてが体にいいのでしょうか? それは何とも言えません。以前のリレー連載「モテる美容学」の中で、「男から見ると、オーガニックどっぷり女子はちょっと怖い」という記事で指摘したのですが、自然のものだからと盲信してしまうのも危険です。

 実は、とあるオーガニックのシャンプーを使ったところ発疹ができてしまったことがあります。体調が悪かったのかな、と思ってすぐに使用を中止しましたので特に大事には至りませんでした。後日、別の人からも同じ症状が出たということを聞き、製造段階か成分なのか分かりませんが、何かしらの問題はあったようです。オーガニックを売りにしているところで、きちんとしたバックボーンがないと成分の安定供給ができずに品質のばらつきを生むのはよくあること。

 またオーガニックコスメで使われるような植物たちは生き物ですから、工業製品のようにいつも同じというわけではありません。そんな意味合いも兼ねて、「オーガニック=善」と早計に判断するのは待ったほうがいいでしょう。それに海外のように厳しい基準がないため、日本ではほんの1%でもオーガニック成分が入っていればオーガニックコスメと名乗れてしまいます。

 そんなことを踏まえてボクが信用して使っているのは、例えばTHREEのヘアケア商品。厳選された成分と絶妙な処方で安心してヘアケアを任せています。もう一つのお気に入りが、ドクターが監修をしているアンプルールの「プレミアムフィト」。こちらもまた、髪と頭皮をしっかりケアしつつ、洗い上がりも心地よいのです。