流行の眉と似合う眉は違う

 覚えておいていただきたいのが、流行の眉と似合う眉は違うということ。誰もが今の太眉が似合うわけじゃない。でもトレンドを無視すると一気に古くさい顔になりますから、注意してください。こんなことを言うと「じゃあ、どうすればいいの?」となるでしょう。

 それならば、ぜひプロの意見を聞いてみませんか。眉サロン、たくさんありますよね。ボクがよくお世話になるのが、女性に人気のビューズやアナスタシア表参道店などです。こちらは男性にも早くから門戸を開いてくれた貴重な眉サロンで、男性の眉についても造詣が深いのです。

 また、最近ではヘアサロンでカットのオプションとして眉カットをやってくれるところが増えています。実は昔ながらの理容室でも顔剃りの時に、眉の下のムダ毛を剃ってくれていたもの。かように男性の眉を整える環境でさえ充実しているんです。(1000円カット店のようなところはカミソリを使わないので、そういうところに通う男性はボサボサということもありますが……。)

 セルフケアでも眉が濃く長い男性は切ったり剃ったりして整え、薄いもしくは欠損がある人はアイブロウで描き足したりもしています。男性の場合は、最初はサロンで言われるがままの人が多数。だって、どんな眉が似合うのか?なんて生まれてこの方、考えたことがないという人がほとんどですから。素直にプロの施術に身を委ねます。たとえ希望があっても、「あんまり細すぎない程度に」とか「バレないように」くらい。

どんな眉の形が似合う? プロのアドバイスを聞いてみませんか (C)PIXTA
どんな眉の形が似合う? プロのアドバイスを聞いてみませんか (C)PIXTA

 でも女性ならば、もっと希望はありますよね。「眉山をしっかり」とか「優しい印象になるようなアーチで」とか「仕事ができそうなようにシャープに」などなど。女性はメイクに関して思い込みがありすぎて、他人の意見を取り入れなくなっている人が多い気がします。その点、今まで眉の形を考えたこともなかった男性たちはまっさらなので、アドバイスをすんなりと受け入れることができるんです。一度「私に似合う眉って、どんなのですか?」と聞いてみてはいかがでしょう? もしかすると新しい顔を見つけることができるかもしれませんよ。

 そうなると、一時期流行った眉に入れ墨をするアートメイクは怖いですね。悪いとは言いませんが、その形が長く続くとトレンドが変わったときに顔をアップデートできません。ただでさえ、年齢を重ねるのにメイクで可変部分が狭められるなんて考えもの。