今年のノーベル賞が発表され、医学・生理学賞に免疫の力でがんを治療する新たな薬の開発をした京都大学特別教授の本庶佑さんが選ばれた。その際に話題となったのが、注目すべき日本の研究や候補者、最新ニュースを伝える「まるわかりノーベル賞2018」というNHKの特設サイト。バーチャルYouTuber「キズナアイ」が生徒役で登場していたためだ。
 そもそも、「バーチャルYouTuber」とは何かご存じだろうか。今回は、バーチャルYouTuberの基本について解説していきたい。

最新技術を使ったキャラの動きに注目

 「バーチャルYouTuber」とは、バーチャルなキャラクターとしてYouTubeなどで動画や生放送をする人やジャンルの総称として使われる言葉であり、「VTuber」とも呼ばれる。

 動画を見てみると、ただのイラストではなく自由自在に動く点に驚くのではないか。2Dまたは3Dモデルを使っており、体の動きをモーションキャプチャーデバイスで読み取って人間の動きをリアルタイムに反映させているものもある。

 音声は、ボイスチェンジャーや音声読み上げソフトなどで声を当てていることが多い。配信内容はチャンネルやキャラクターによって異なっている。