「赤ちゃんマネジメント」は部下の育成にも役立つ

 面白いな、と思ったのは、取材したママが口をそろえて、部下やチームのマネジメントに子育てはものすごく役立った、と話してくれたことでした。なぜなら、言葉も通じず自分の要求のまま動く赤ちゃんというかわいい怪獣の様子をしっかり見て、何が欲しいのか、どうやって誘導するかを常に考えているからだそうです。この子はどういうときに、どんな仕草をするんだろう、という目で見るのと同じように仕事相手に接することができるようになると、人間関係もよくなったそうです。

 働く女性で子どもを持たない方の中には「働くママのせいで自分の仕事が増えて大変」と思ってしまうときもあるかもしれません。でも、働くママの工夫を自分も採用することで、もしかしたら「じぶん働き方改革」が大きく前進する可能性もあるのです。ぜひ、周囲の働くママたちをこれを機に観察してみてはいかがでしょうか。きっと「これはマネしたい」ということが見つかるはずですよ。

ワーママさんのワザ、ぜひ盗んでみてくださいね (C) PIXTA
ワーママさんのワザ、ぜひ盗んでみてくださいね (C) PIXTA

文/池田千恵 写真/PIXTA

さあ、働き方改革をはじめよう。明日から実践できるノウハウが盛りだくさん。
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